出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

夢真H(2362)よりビーネックスGr(2154)との合併承認株主総会決議のお知らせが届きました

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 夢真ホールディングス(2362 以下夢真)は3月26日(金)の臨時株主総会にて、ビーネックスグループ(2154 旧トラストテック 以下ビーネックス)と年度明けの4月1日を持って合併する事を了承するとする決議をしました。

 と、言う決議通知が、27日に速くも届きました。

 

 って、少し速すぎない?

 

 両社の合併が公表されたのは1月29日、3月に入ってから夢真より臨時総会招集通知が届きましたが、4月1日に合併するのに、合併承認の株主総会が3月26日開催というあまりにもギリギリな日付にびっくりした記憶があります。

 

 両社とも26日に臨時総会を開催しているようですが、スケジュール的にはかなり無理筋な気もします。

 首都圏近郊なら翌日配達は標準的なのですが、地方にお住まいの方はどうなのでしょう。

 

 消滅会社である夢真の株式は30日には上場廃止になりますので、29日が最終売買日です。

 総会の議決を待って、なんて考えている人はいないと思いますので、とやかく言う人もいないと思いますが・・・

 

  両社の合併については、私は極めて高く評価しています。

 基本的には市場も好意的のようで、1月29日に報道発表されて以来両社とも株価が急上昇しあっという間にコロナ禍以前の水準に復帰しました。(上場来最高値には及びませんが)

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Yahoo Finance 殿より引用

 両社とも、技術系の人材派遣会社で、夢真はどちらかというと建設現場系、ビーネックスはIT系と余り分野がかぶっておりませんので、業界4位と5位の合併は同業他社、特にトップ3のテクノプロHDGS(6028)、メイテック(9744)、アウトソーシング(2427)の3社はトップ3の一角に食い込まれることになりますので戦々恐々では無いでしょうか。

 

 夢真の株を購入したのは、購入当時5%近い配当利回りと「建設系の人材派遣」という業種の成長性に期待したからに他なりません。

 「コンクリートから人へ」の政策をすべての諸悪の根源に仕立てるつもりはありませんが、それ以降の建設現場の作業員、管理監督者、技術スタッフの人手不足は深刻で、同社の売り上げもうなぎ昇りの勢いでした。

 

 そんな中で突如飛び出したビーネックスとの合併のニュースに関しては、私としての個人的ネガティブポイントは

・「配当命!」の私としては配当利回りが20%程低くなる

・ビーネックスの割当株が夢真1株に対し0.63株なので端株が出る(売りにくくなる)

と言うことのみで、両社それぞれの得意分野を生かせれば何よりと評価しています。

 何よりも、人材派遣会社は人材の調達(と言うか正しく言えば採用と囲い込み)が命ですので、規模の拡大は今後の成長力に寄与するものと信じて応援していきたいと思います。

 

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3月第4週の騰落・・・微増ながら辛うじて4連騰・・・ますます居心地悪し

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 常々このブログで申し上げておりますとおり、基本的な私の投資スタンスは、

・長期保有

・配当重視

 ですので、基本的には株価の上げ下げは本来余り気にしないようにはしており、日々の証券口座残高の集計値の推移は一喜一憂しないつもりでは有りますが、しっかりチェックはしています。

 

 3月第4週のメインイベントは・・・?

 今週は特段のイベントも無く、というか次週明けが年度末で、29日(月)が年度末の権利確定日と言うのがむしろメインイベントであるような気がします。

 年度末が迫ってくるなか、様子見気分と利益確定の動きが主流だったのでは無いでしょうか。

 日経平均に関しては週の前半は猛烈な勢いで1,400円近く下げ、下がったところで週明けの権利確定に向けて一斉に買い廻った結果半値戻しという状況であったと思います。

 

 きっと週明け月曜日までは、買い優勢、権利落ちの火曜日以降再度下げの調整相場となるものと思われます。(勿論、私の勝手な想像です)

 

 3月第4週の主だった指標と、いつもながら並べて表記するのも烏滸がましいですが私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の2月末との対比は以下の通りです。

 

     2月末   1週末  2週末 3週末 4週末

日経平均  28,966   28,864   29,717 29,792 29,176(円)

ダウ平均  30,932   31,496   32,778 32,627 32,619($)

NASDAQ  13,192   12,920   13,319 13,215 13,138

REIT指数 1929.15  1897.59  1940.75  1978.30  2003.14

 

株式資産   Base  + 48.2    +119.1 +170.8 +173.9(百万円)

 

 さすがに、株式の各指標は4週連続の4連騰とは行きませんでしたが、私の株式資産においては微増(+3万円!)ながら4連騰となりました。

 多分、微増の要因は、REIT指数の上昇が一番寄与しているのでは無いかと思います。REITに関しては今までが悲惨過ぎでしたから。

 二番目は米ドル高でしょう。米国株自体は今年に入って以降、特にハイテク株は軟調です。

 

 私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の月次騰落(対前月末)分布に3月第4週までを当てはめると、先週と同じく上から2番目のヒストグラムの棒、対前月+150~+200万円の位置に留まっています。

 

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月次騰落(対前月 百万円) 2018.1~  N=38

 この辺りにいると居心地が悪いんですよね。

 3月に入って週間騰落は4連騰。3月はまだもう3日ありますが、上にも書きましたように火曜日以降は3月決算企業の権利確定後の売りに押されて軟調な展開が予想されます。

 大暴落とならなければ、月次では昨年の11月以来5連騰の兆しです。

 

 相場の上げ下げを気にしないと言っても上がれば嬉しいし、下がれば悲しい、ただ上がり過ぎれば落ち着かないというわがままばかりを言っておりますが、いずれにしても、上がった、下がったと騒いでみても、この○×は「含み益」「含み損」である事には変わり有りません。

 

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モーサテ二題・・・来週からキャスター一新しても同じなのか!

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 今日もテレビ東京のモーニングサテライト(モーサテ)ネタです。

 同番組は新年度から体制一新されるそうで、今日はほぼ現メンバーでは最終日に当たるそうですが、色々言って(というかやらかして)くれました。

 来週以降も同じ調子なのでしょうか。

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テレビ東京殿サイトより勝手に借用

 週に2度も同じ番組について取り上げるとなると、そろそろブログタイトルを「モーサテ日記」にでも変えた方が良いのではといわれそうですが、「モーサテ日記」は日経マネーの佐々木明子さんの連載タイトルなので・・・

 

【日本は債務国か!】

 今日の「プロの視点」は国際経済学がご専門の新潟県立大学教授の中島厚志教授(中島先生は非常に中立な方です)で、要約すると

・米国の金利上昇(+ドル高)で債務国は青息吐息

・ドルと資源価格は逆相関なので資源国である事も多い途上国はダブルパンチ

 これ自体はまさにその通りで、私自身そうなることが目に見えていたし、いろいろ痛い目にも遭いましたので何年も前に新興国通貨・投資から足を洗いました。

 投資について他人様に教訓めいたことは何一つ言える身分でもありませんが、唯一声を大にして言えるのは「米ドルと日本円以外の通貨は信用してはならない」と言うことです。

 そしてまとめのコメント「今日の視点」として中島先生が

「債務国にはきびしい局面」

 というフリップを出したとき、それを受けての木、金曜担当の秋元玲奈さんのコメントには仰天させられました。

「日本も債務国ですから・・・」

 中島先生は一瞬固まったように見えましたが、さすがに大人の対応として言下に否定することは無く「国債の発行額は多いですから」と適当に秋元アナに合わせていました。

  

 秋元さん! 何時から日本は「債務国」になったのですか?

 あなたも財務省に洗脳されてしまって・・・

 

 地方債も合わせた負債の発行残高は確かに1,100兆円以上で、GDPの2倍を超え、先進国でも突出・・・と財務省のサイトにも記載があります。

 (殆どを日本人が保有していると言うことは全く無視です)

 

 しかし、同じ財務省が2020年5月26日に2019年末の対外債務債権の額を公表しましたが、対外資産1,097兆円、対外債務は733兆円、差引の純資産は364兆円で過去最高額となったとのこと。

 

 声を大にして言います。

 日本は世界最大の「債権国」です。

 

【日本のワクチン接種率が低くて悪いか!】

 金曜日恒例の「パックンの眼」はお笑い芸人のパックンことパトリックハーラン氏がゲストでアメリカの情報を紹介するコーナーです。

 只、彼は強固な民主党支持者として知られ、同番組のみならずコメントも相当に偏ったものが多く閉口させられる事が多いです。

 今日のテーマは、最近のワクチン接種の進展と経済活動の再開で、バイデン政権に変わってからの躍進ぶりが自慢したくてたまらない様子で、我が国の摂取率0.8%をせせら笑わんかのような言いぶりでした。

 

 でも、パックンに言いたい。

 

日本のコロナ対策を笑うのなら、米国の陽性者数を日本並みに抑えてからにしろ!

 

ちなみに3月24日現在の過去7日間の人口百万人あたりの感染者数(私はこの言い方は好きではありませんがサイトにそう表記されていますので)は、日本78.3人、米国1213.2人と桁違いです。

 

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ブリヂストン(5108)より配当金を頂きました。

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 ブリヂストン(5108)より配当金を頂きました。

 同社については私如きがご説明するまでもありませんが、タイヤのみならず、化工品、建設資材、ゴルフ等スポーツ用品等多岐に亘って展開している総合化学メーカーで、私の保有株式の中では希少な「第二次産業」銘柄です。

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Yahoo Finance 殿より引用

 

 車好きというマニアの中でもいろいろな嗜好の方がいますが、「カッ飛び」系のマニアの間では「ポテンザ」というのは圧倒的ネームバリューです。私もタイヤ交換をする場合にはポテンザ以外の選択肢は有りませんでした。(減りも激しいですが)

 モータースポーツの世界ではブリヂストンは頂点を極めたと言っても過言では無く、モータースポーツの最高峰であるF1に参戦して翌年(1998年・・・古い話ですが)にはチャンピオンタイトルを獲得しました。

 その後、主催者であるFIAの方針で一社独占供給体制となり、ブリヂストンワンメイクレースの時代となりました。

 ただ、グリップ力と耐久性中心のモータースポーツの頂点を極めた次に目指すのは省エネ性能と安全性とみたのか、同社はあっさりと2010年にF1から撤退してしまいました。

 後を継いだのはピレリですが、イタリアの方には申し訳ないのですが、ピレリとの実力差がありすぎたというか、F1のレースが如何に速くから如何にタイヤを損耗させずに完走するかの争いになってしまい、違う意味で車のサスペンションを初めとしたトータル性能が向上するという皮肉な結果になったと解釈しています。

 

 ブリヂストンは世界のタイヤの販売シェアでは26%以上を占めており、2018年2019年と連続でシェアトップでしたが、2位のミシュランブリヂストンに迫ってきており、2社で世界中のタイヤの半分以上を占めているようです。

 

 タイヤ業界もコロナ禍の影響で、車は売れない、人が移動しないからタイヤも減らない、おまけに飛行機も飛ばない(タイヤの立場から見れば離着陸しない)と、良いことは何にも無く、同社の2020年12月期の売上高は14.6%の減少ですが、海外タイヤ事業の精算等を含めた調整後営業利益は35.0%の減少、最終的な当期利益は233億円の損失となりました。

 

 配当の実績及び今後の見通しは以下の通りです(通期 中間+期末)

2018年12月期160円(80+80)

2019年12月期160円(80+80)

2020年12月期110円(50+60)

2021年12月期130円(60+70)

 

 160円から110円と30%の減配となったというか、何とか110円の配当を捻出したと言うかは微妙なところですが、キャッシュ(現金同等物の残高)は対前期ほぼ倍増とのことですし、次年度は多少の復配の見通しですので期待したいと思います。

 

 

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久しぶりに楽天お買い物マラソンに参戦!

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 3月21日より待ちに待った楽天のお買い物マラソンが始まりました。

 なぜ、待ちわびたかというと、前回11月に購入して以降ワインの消費がすすみ、すっかりワインクーラーの中が殆ど空っぽになってしまっていたのです。(ポイントに踊らされるバカの見本みたいです)

 満を持して(?)購入したものは以下の通りです。私はアフィリエイトはやっておりませんのでリンクの貼り付けは省略しています。

 

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完熟ボルドーワインセット(ドラジェ殿サイトより借用)

ドラジェ:完熟ボルドーワイン3本セット(5,863円)

 11月購入のものと全く同じセットです。枯れた良い味のワインです。

フェリシティ:白ワイン8本(7,395円)

 南仏、スペイン、カリフォルニア等新たな銘柄に挑戦中

アットコスメ:素あわ(洗顔フォーム)×3(4,950円)

 ワタシ用です! 厚顔無恥な私にぴったりです。

SUNSTONE:ニューキスト×2(1,038円)

 革靴の踵補修パーツです

 

以上は家計支出で19,246円也。

 

ウイスキーライフ:ボウモア12年(送料込み3,647円)

 今回は煙くさいアイラモルトの番です。

嵐 家電屋:ライトニング端子ハイレゾイアフォン(4,380円)

 純正のiPhoneのイアフォンはほぼ1年使用しましたがどうも耳に合わないので

ブックファン2号店:リュウジ式悪魔のレシピ(1,430円)

 レシピのレパートリーを広げます

楽天Books:志麻さんの台所ルール(1,210円)

 料理の師匠 家内からの課題図書 料理のスキルアップを目指します

サプライズ2:米津玄師 STRAY SHEEP(3,300円)

  コメント不要でしょう

 

以上はお小遣い支出で13,967円也。

 

 最後の米津玄師のCDは周回遅れの感が強く、何を今更と言われそうですが、最近Adoさんの「ギラギラ」

(過去の記事 

deokureojisan.hatenablog.com

をご参照下さい)

 を聞いていたら、連想ゲームのように無性に米津玄師が聞きたくなったので、久しぶりに新譜のCDを購入しました。

 「日本の恋とユーミン」以来の新譜です。(これを新譜というかは微妙ですが)

 ここ何年来、クラシックは輸入盤、ジャズはブルーノートの旧譜(?)、はたまた最近はフレンチ懐メロ等の1000円台のCDばかりを買っていたので、3,300円も出してCDを買うのかと言う気もしました。やはり日本の新譜のCDは高いですね。

 でも、私が高校に入りたての頃(50年も前!)、リヒテルカラヤン+ウィーン響のチャイコフスキーのピアノ協奏曲のレコードが欲しくて、欲しくて・・・ 

 当時LPレコードが2,500円もしたことを思うと、3,300円でも致し方ないと言わざるを得ません。

 

 以上、ほぼMaxの9店舗買い廻りで、購入額合計は33,213円。私はポイントに踊らされる操り人形です。

 予めお断りすべき事が最後になってしまいましたが、私は楽天の株主ではありませんし、三木谷さんの回し者でもありません。

 

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ヒューリック(3003)より配当金とギフトカタログのチョコを頂きました

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 ヒューリック(3003)より配当金と株主優待のギフトカタログで、ショコラティエ ピュイリカールのチョコレートを頂きました。

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ピュイリカール


 

 ピュイリカールはプロバンスのピュイリカール村発祥のショコラティエと言うことで、仏政府から伝統と技を継承する企業に与えられる「EPV」という商号を与えられており、基本的には手作りでカカオの香りを堪能できると言うことです。

 しかし、残念ながら家内名義で購入している銘柄ですので、家内が開封しない限り味見をする事は叶わず、試食レポートは出来ません。我が家の掟です。

 

 同社の概要については、2020年12月期の総会案内より早く2月下旬に株主優待のギフトカタログ(3000円相当)を頂きましたので、2月26日付け

deokureojisan.hatenablog.com

 でご紹介させて頂きましたように、旧社名「日本橋興業」という都心部中心の賃貸オフィス事業を展開している不動産会社です。

 

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Yahoo Finance 殿より引用

 1株あたりの配当金は18.5円(年間36円)で配当利回りは2.8%です。(300株以上で頂けるギフトカタログを3000円とすると3.5%)

 ただ、同社は少なくともヒューリックと商号を変更して以降ずっと増配を継続しており、基本的には増配継続をアピールしています。

 直近の年間配当実績と今後の見通しは以下の通りです。

2018年12月期 25.5円

2019年12月期 31.5円 

2020年12月期 36.0円(今期)

2021年12月期 38.0円(見込み)

 増配に応じて配当性向も上昇していますが、今期で37.8%でまだまだ余裕はありそうです。

 

 同社はホテル事業や保険事業も手がけていますが、基本的にはオフィスの賃貸等の不動産事業が90%以上を占めています。

 となると、REITとどう違うのかというのが気になります。

 そして、ナント面倒くさいことに、同社はグループ会社にヒューリックリート投資法人というREITも運営しています。同社の保有物件を同投資法人に売却したりもしています。

 

 投資家の皆様には釈迦に説法ですが、不動産投資法人(REIT)と不動産事業会社の違いは、利益の90%を投資家に分配すると法人税を免除される法人と、法人税を徴収されるが配当した残りの剰余金を事業拡大の原資として投資できるところにあります。

 

 REITは不動産開発は基本的には出来ませんが、不動産事業会社は開発行為も可能となります

 結局、安定した配当収益を得るならヒューリックリート、成長性に期待するならヒューリックという選択となるでしょう。

 

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広木隆さん、よくぞ言ってくれました・・・モーサテで久しぶりにコメントに賛同

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 このブログでも何度か取り上げてきましたが、「投資家」の端くれとして、毎朝のテレビ東京の「モーニングサテライト(モーサテ)」は、ほぼ追っかけ再生ですが欠かさず見ております。

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テレビ東京殿サイトより勝手に借用


  モーサテに関しては、以前の記事 

deokureojisan.hatenablog.com

 でも紹介しましたが、一番のおすすめコーナーは「秘書の三つ星手土産」と書かせていただいた位で、インキャスターの佐々木明子さんまでもが金融緩和の出口戦略を待望するような口ぶりで「財務省の回し者か!」と突っ込みたくなるような論調で閉口していました。

 しかし、今朝(3月22日)の「プロの目」に出演されていたコメンテーター、マネックス証券のチーフストラテジスト広木隆氏のコメントで久しぶりにこの番組に賛同しました。

 

 広木氏に関しては、ネット上では「やたらと強気一辺倒」等と揶揄されたり、「同氏のコメントに不安になって売却したら株が上がった」などという否定的なコメントすら出ています。

 広木氏を擁護するつもりは全くありませんが、他人のコメントで売買すること自体論外です。投資する資格は無いと言っても良いでしょう。

 様々なコメンテーターが「上がる」「下がる」と言ったとき、何を根拠にそう言っているのか、それをさらに自分で検証し、自分も納得できるか否かで自らの懐具合と相談して判断しなければなりません。

 (検証出来無いものは只の「お告げ」と思いましょう)

 

 ここしばらくの相場の上昇に対して、ネガティブに評価するコメントとして主なものを挙げれば以下に集約されると思います。

 

(1)行き場所を失った緩和マネーによるバブル相場

(2)日銀のETF購入によって底上げされた官製相場

 

 (1)に関しては、コロナ禍で庶民の生活は疲弊しているのに・・・という恨み言すら聞かれますが、そもそも株価は現状を反映しているのでは無く、半年先、一年先を見越して上がり下がりするものです。

 企業収益はそんなに低迷しているわけでは無く、先週末(3月19日)の日経平均は29,792円で30,000円を割り込みましたが、PER(株価収益率)は23.3で、決してバブルと言われるほどの株高ではありません。(バブル期のPERは80以上であったと言われています)

 

 (2)に関しては、まさに今朝のコメントで広木氏が一刀両断に否定しました。

 広木氏は2020年1月以降の時系列の日銀ETF買入実績と日経平均の推移を比較し、2020年後半以降、ETF買入額は減少しているが日経平均は上昇しており、両者の関係は無いと断じました。

 ただ鶏と卵の関係と同じですが、日銀は株価が「下げ」に転じると「買い」オペを実施するので、株価が上昇する局面では「買い」出られなくなっているとも取れます。

 広木氏はその他にも、

・相場は買いが多くなると上がるというのは間違い(買う人と売る人の数は同じ)

・上値でも買う人がいるから株価は上がる

・日銀は上値では買わないので上昇には寄与していない

ともコメントしました。

 いずれにしても、日銀のETF購入により株価が上昇しているわけでは無い事は明らかです。

 

 上にも書きましたが、モーサテは画面の数字以外は聞かないようにしているくらいでしたが、今日は少し軌道修正したいと思います。

 

 いずれにせよ、日銀が買い支えてくれると思うと精神安定剤的効果はありますよね。

(あくまで、投資は自己責任でお願いします・・と、モーサテでも繰り返しアナウンスされています)

 

有り難うございました。