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出遅れおじさんです。
1月末に節操もなく参戦した、
楽天市場のお買いものマラソンで頂いた「買い回りポイント」2,376ポイント及びその他を加えて、期限付きポイントが2,870ポイント貯まっていましたので、以下2点購入しました。
【楽天kobo】山崎元「経済評論家の父から息子への手紙」1,760円
先日他界した、経済評論家の山崎元氏の「遺作」と言ってもいいと思いますが、マネー本等数々の著作を踏まえた上で、ご子息に当ててという形で、お金とどう付き合って人生を豊にするか・・・ジンワリとくる本です。
不肖の息子や娘も三十路、四十路となった今、もう少しはやく読みたかったなと思わせる本です。
【c.s.c.】来生たかお「プレミアムコレクション」1,170円
こちらも先日他界した歌手の大橋純子氏のCDを探していたら、代表曲「シルエットロマンス」繋がりで、来生たかおさんのCDを購入するに至りました。
実は来生さんのベスト盤の中で聞き直してみたかった曲が「夢の途中」で本日の本題です。
薬師丸ひろ子さん主演の映画「セーラー服と機関銃」のテーマ曲で薬師丸さんの歌唱でもヒットしました。
この曲は、私をオーディオの沼に引きずり込んだ因縁の曲でした。
最近の若者(まるでジジイのような・・・いや、本等にジジイの言い分ですが)にあっては多少希少な人種でしょうが、社会人になって多少経済的に自立できると、まずお金をつぎ込むのは、「一にクルマ」、「二にオーディオ」です。
「彼女」なんてクルマさえあれば・・・アホでした。
1980年代初期のオーディオの入門機は、「ゴ、キュ、パ」即ち、アンプもスピーカも59,800円がスタート台と言われていました。
私も散々試聴を重ねて、某社の59,800円アンプとスピーカ(55,000円×2)、勿論CDなんてありませんでしたので、レコードプレーヤーを購入しました。
そのときの選択基準は、「好みの音色」だったと記憶しています。
私の評価基準は「弦楽」が耳障りでなく綺麗に聞こえる、でした。
その後1年くらい経っていたでしょうか、ふらりと覗いた別のオーディオ店で、私と同年代くらいより少し上の方がスピーカの試聴をしていました。
そのとき掛かっていた曲が来生たかおさんの「夢の途中」でした。
店員さんは二つのスピーカを切り替えながら説明していました。
一つは私と同じ機種。
もう一つは、今は無きコーラル社の「DX-7(79,800円×2)」という私のより2グレード程高級な機種でした。
特に「サビ」の、「こーのまま、何時間でも・・・」のところを切り替えながら、来生さんのボーカルの伸びと張りと透明感の違いを店員さんは強調していました。
後ろで聞いていた私は後頭部を殴られたような衝撃を受けました。
私と同一のスピーカからは2枚も3枚もベールを被ったような声しか聞こえて来ませんでした。
それまでの私は高価格の機器に対するイメージは大型、大口径による豊かな「低音」くらいしか無かったのですが、ボーカル一つでもそれほど表現力が違うのか? と衝撃を受けました。
そこが沼の入り口でした。
ただ、その後オーディオセットは3~4代くらい代替わりしましたが、何故か来生たかおさんの「夢の途中」を自分の機器で聴いたことはありませんでした。
決して「ベール」を被って聞こえたらどうしようと不安に思った訳ではありませんが。
有り難うございました。