出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

ブリヂストン(5108)より配当金を頂きました。

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 ブリヂストン(5108)より配当金を頂きました。

 同社については私如きがご説明するまでもありませんが、タイヤのみならず、化工品、建設資材、ゴルフ等スポーツ用品等多岐に亘って展開している総合化学メーカーで、私の保有株式の中では希少な「第二次産業」銘柄です。

f:id:deokureojisan:20210325231938p:plain

Yahoo Finance 殿より引用

 

 車好きというマニアの中でもいろいろな嗜好の方がいますが、「カッ飛び」系のマニアの間では「ポテンザ」というのは圧倒的ネームバリューです。私もタイヤ交換をする場合にはポテンザ以外の選択肢は有りませんでした。(減りも激しいですが)

 モータースポーツの世界ではブリヂストンは頂点を極めたと言っても過言では無く、モータースポーツの最高峰であるF1に参戦して翌年(1998年・・・古い話ですが)にはチャンピオンタイトルを獲得しました。

 その後、主催者であるFIAの方針で一社独占供給体制となり、ブリヂストンワンメイクレースの時代となりました。

 ただ、グリップ力と耐久性中心のモータースポーツの頂点を極めた次に目指すのは省エネ性能と安全性とみたのか、同社はあっさりと2010年にF1から撤退してしまいました。

 後を継いだのはピレリですが、イタリアの方には申し訳ないのですが、ピレリとの実力差がありすぎたというか、F1のレースが如何に速くから如何にタイヤを損耗させずに完走するかの争いになってしまい、違う意味で車のサスペンションを初めとしたトータル性能が向上するという皮肉な結果になったと解釈しています。

 

 ブリヂストンは世界のタイヤの販売シェアでは26%以上を占めており、2018年2019年と連続でシェアトップでしたが、2位のミシュランブリヂストンに迫ってきており、2社で世界中のタイヤの半分以上を占めているようです。

 

 タイヤ業界もコロナ禍の影響で、車は売れない、人が移動しないからタイヤも減らない、おまけに飛行機も飛ばない(タイヤの立場から見れば離着陸しない)と、良いことは何にも無く、同社の2020年12月期の売上高は14.6%の減少ですが、海外タイヤ事業の精算等を含めた調整後営業利益は35.0%の減少、最終的な当期利益は233億円の損失となりました。

 

 配当の実績及び今後の見通しは以下の通りです(通期 中間+期末)

2018年12月期160円(80+80)

2019年12月期160円(80+80)

2020年12月期110円(50+60)

2021年12月期130円(60+70)

 

 160円から110円と30%の減配となったというか、何とか110円の配当を捻出したと言うかは微妙なところですが、キャッシュ(現金同等物の残高)は対前期ほぼ倍増とのことですし、次年度は多少の復配の見通しですので期待したいと思います。

 

 

有り難うございました。