当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。
出遅れおじさんです。
【おことわり】
本記事は、私「出遅れおじさん」が富士フイルムの株主で、自己の利益のために記載しているものでは無いと言うことは、予めお断りさせて頂きます。
あくまでもコロナ禍の一刻も早い収束を願っての書き込みです。
先週の木曜日(2月9日)、楽天koboで「安倍晋三回顧録」(中央公論新社:安倍晋三、橋本五郎、尾山宏、北村滋)を購入しました。
本書は2月8日発売ですので、周回遅れが基本の私 出遅れおじさんにしては珍しく発売日翌日に速攻で購入したことになります。
というのも、2月9日放送のニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」に出演のゲストコメンテーター自由民主党参議院議員の青山繁晴氏が本書の冒頭に記載された驚愕の内容を紹介しました。
(回顧録に関する部分は40分30秒辺りから)
青山氏によると富士フイルム富山化学が開発したアビガン(ファビピラビル)が認可にならなかった理由について、故安倍総理と直で電話で話しても「言えない」と口を濁したとのことです。(盗聴されているとは思えませんが、口外されるのを恐れたのでしょう)
ところが、この本の冒頭の第一章で、アビガンの承認を頑なに拒んだのは、官邸の人事権が及ばない「薬務課長」の一存だったと言うことが暴露されています。
(出遅れおじさん 注記)
故安倍総理は著書では「薬務課長」という表現を使っていますが、青山氏はラジオでは「薬事課長」と表現しました。
ただ、私が厚生労働省の組織図を見た限り、「薬事課長」「薬務課長」という職位は存在しません。
薬事承認審議会に出席している課長は「医薬品審査管理課長」と「医薬安全対策課長」ですので、この二人のどちらを指しているのかは判りませんし、特定を避けるために暈かした表現をしているのではとも思えます。
私はこれまでも
の記事で、厚生労働省やデータを審査する(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、富士フイルム及び富士フイルム富山化学を毛嫌いしているとしか思えない様相で承認を遅らせてきたことを批判してきました。
効果の確認方法についても「単盲検」も可、を覆して「二重盲検」を必須とするというだまし討ちのようなやり方でデータを拒絶したと伝えられ、アビガンを救世主のように推した故安倍総理に対するイデオロギー的反発から、一部のマスコミは「有効性認められず」というフレーズのみが喧伝され、アビガンはダメ薬というイメージが形作られました。
「回顧録」には、表向き、動物実験で確認された胎児の催奇性で薬事訴訟を恐れたということが認可されない理由とされたと書かれています。
勿論RNAに作用する薬ですので、重篤な催奇性という副作用が懸念されるのは当然です。
であれば、妊娠中、妊娠する可能性のある方への投与をしなければ良いだけの話です。
初期の段階でコロナに感染しアビガンの投与(研究観察投与)で効果があったというフリーアナウンサーの赤江珠緒さんに関する記事www.nikkansports.com
で、記載されていますが、投与前には妊娠検査をされたそうですし、医師から一週間は性交渉を避ければ問題ないと言われたそうで、一生催奇性が残ると言うことでは無いそうです。
それが原因であれば、既に抗インフルエンザ薬として承認されたこと自体がオカシイと言わざるを得ません。
未曾有の国難にあって、アビガンの承認を拒む理由は、
・富山の弱小製薬会社にスポットが当たるのが悔しいのか
(ネットでささやかれていた噂ですが)
と、考えざるを得ません。
この国を滅ぼすのは官僚組織でであると言っても過言ではありません。
有り難うございました。