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出遅れおじさんです。
【おことわり】
本記事は。私「出遅れおじさん」が富士フイルムの株主で、自己の利益のために記載しているものでは無いと言うことは、予めお断りさせて頂きます。
あくまでもコロナ禍の一刻も早い収束を願っての書き込みです。
あえて挑発的なタイトルで関係者の方々からの反発を招きかねないとは思いますが、こう言わざるを得ません。
アビガンに関しては以前
の、二本の記事で紹介してきましたように、「アビガンの早期承認」を打ち上げた安倍前総理への反発から、坊主憎ければ・・という感じで「アンチ アビガン」という雰囲気が一部の勢力によって喧伝されてきたような気がしています。
最近はそれに加え、所管する厚生労働省やデータを審査する(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)が富士フイルム富山化学を毛嫌いしているとしか思えない状況になってきています。
ネット上では、同社が厚労省の天下りを受けないから等という陰謀論的なコメントをする向きもありますが、どう見ても、富山の田舎薬屋如きにコロナ治療薬第一号の栄を与えたくないとしか思えない状況です。
勿論、アビガンは決して万能では有りません。
RNAに作用する薬品ですので重篤な催奇性という副作用があって、男女を問わず妊娠中または近々に妊娠する可能性のある方々への投与は厳禁されています。
この部分についても、一生涯催奇性が残るというような有らぬ風聞も出回っていたようで、コロナに感染しアビガンで回復した赤江珠緖さんがラジオ番組で啓発的体験談を発表されています。
昨日の記事で緊急追記しましたように、21日に開催されたアビガンの承認に関わる審議会では判断を見送り審議を継続する事を決定しました。
現時点で得られたデータからは有効性が認められないと言うことで追加のデータの提出を待って再度審議すると言うことのようです。
今朝のニュースでは「有効性認められず」と言うフレーズだけが連呼され、いかにもだめな薬品というイメージが形作られていますが、継続審議となった最大の理由はネットで調べた限り「二重盲検」が十分でない(皆無なのか不足なのかは不詳)と言うことのようです。
二重盲検とは、投与する医者もされる患者もアビガンか偽薬か解らない状態での治験の事です。今年の春先や秋以降の陽性者や重症者が多発している状態で、そんな治験に参加する医師や患者がいるわけ無いでは無いですか。
そもそもこの期に及んで治験の方法論で結論を引き延ばすとはどういう了見だ!と言いたいです。Yahooの掲示板等では富山化学とPMDAとの間で事前に治験方法については単盲検(医師は薬品の真偽を承知)で合意していたと言う噂話まで出ています。
医療崩壊を防止する為には(ワクチンを待つまでも無く)
・医療関係者の処遇の改善
・指定感染症2類の解除
・治療薬の早期承認
が急務です。
よもや、米国の承認が先で我が国が追いかけて緊急承認なんて無様なことにならないことを念じています。
有り難うございました。