出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

【二題話】「山の上ホテル」の思ひ出、今日は何て日だ! 再び

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出遅れおじさんです。

 

山の上ホテルの思ひ出】

 今日(2月13日)は朝からいろいろなニュース番組でも取り上げていましたが、神田駿河台にある山の上ホテルが2月12日に営業を休止しました。

www.sankei.com

 散々ニュースで取り上げられていますが、神保町に近いこともあり所謂文豪と呼ばれる方々が定宿、というよりは「缶詰め」にされたホテルとして知られています。

 

 高校時代から理系クラスではありましたが、突然日本文学にハマり、文芸雑誌等を読みふけり「下手の横好き」で小説まがいのものを学校の文芸部の雑誌に書いたこともありました。

 文芸雑誌のコラム(本文の小説よりはこちらの方を熱心に読んでいた)に度々出てくる「山の上ホテル」に密かな憧れを抱いていました。

 

 「山の上ホテル」との出会いは以外に早くやってきました。

 向学心の篤い私は大学に入るために予め備える学校に通うこととなりましたが、「山の上ホテル」は学校からすぐ近い場所にありました。

 

 授業の空き時間(本来そのために自習室なるものがあるのですが)は坂を下って神保町の古書街で過ごすことが多くなりました。

 御茶ノ水駅から神保町に下る坂の途中で「山の上ホテル↗」と書かれた看板を見つけ、 勿論、浪人生ごときに近寄れるはずもなく、「何時かはここで『缶詰め』に!」と密かに誓っていました。

 

 実際に足を踏み入れたのはそれから30年近く後の平成の中頃で、とある書籍の編集委員を仰せつかり、その編集会議が開催されていたのが「山の上ホテル」の会議室でした。

 

 最初の編集会議の日は朝から気分が高揚していました。

 一歩足を踏み入れるとまるで昭和の時代にタイムスリップしたような感覚に陥りました。

 全てが古いのですが、内装も調度品も、何十年もの・・・といっても私より一つ年上なだけですが、時間を掛けて使い込まれた黒光りのようなオーラを放っていました。

 三島由紀夫などたいそうその居心地の良さを褒めちぎっていたとのことです。

 

 出版社の方々もこのホテルの会議室で編集会議をすることが一種のステータスと感じていたのかもしれませんし、編集委員の面々への気遣いであったのかもしれません。

 

 編集会議では交通費が支給されますが、領収書に住所氏名を書き、引き替えに頂いた封筒には「お俥代」のスタンプが・・・

 

 出版社の方も一体どこの時代からかタイムスリップして出てきたのでしょうか。

 

【今日は何て日だ! 再び】

 

 先週末一瞬だけでしたが、日経平均が37,000円を超え、史上最高値38,915円も視野に・・・と思っていたら、本日(2月13日)あっさりと38,000円を超え、37,963円(対前日+1,066円、+2.89%)で引けました。

Yahoo Finance殿サイトより借用



 本日の上昇幅の約四割が東京エレクトロン<8035 日経平均寄与+396円>主導によるもので、さすがのグループ企業 東京エレクトロンデバイス<2760>7,000円超え!をもってしても私の保有株は及びませんでした。

 

 まさに先週節分を越えたところですが、今日が「節分天井」とならないように祈るばかりです。

 

有り難うございました。