出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

太っ腹? 兼松(8020)による兼松エレ(8096)TOB・・・ドサクサに紛れて兼松購入

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 1月27日(金)の夕方、兼松(8020)による兼松エレクトロニクス(8096 以下兼松エレ)の公開買付(TOB)が発表されました。

 併せて、兼松は同じく木材加工や地盤改良に強い上場連結子会社である、兼松サステック(7961)もTOBする旨公表しました。

 

 兼松エレは、東京エレクトロンデバイス(2760 以下エレデバ)と併せて、私が勝手に「優良子会社銘柄」と呼んでいます。

 正確にはエレデバは東京エレクトロン保有利率が34%弱ですので、東京エレクトロンの子会社ではありません。

 

 どのあたりが「優良」であるかというと、この手の会社の常として

1.親会社への「上納」配当が求められており配当性向は高いこと

2.両社(兼松エレ、エレデバ)とも独自の強みを持つ分野を抱えていること

3.着実に業績を伸ばして、増配当を継続してきたこと

 に、尽きると思います。

 

 結果として、株価も順調に上昇しています。

 

 若干データは古いですが、前年末(2022年12月末)の私が保有する銘柄の中で、取得来の配当込み騰落率のランキングで、兼松エレは+210.5%で堂々の2位でした。

 過去の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 をご参照ください。

 

 昨年末時点の1単元の資産額は440,500円、取得費用は170,700円、累積手取配当は85,063円と言う状況でした。

 こういう優良銘柄に限って1単元しか保有していません。

 

 エレデバも最初の一単元は取得費用162,500円、最近2単元を50万円前後で追加購入していますが、2022年末の配当込みの騰落率は82.5%で7位でした。

 

Yahoo Finance殿サイトより借用



 今回のTOBに関しては、恥ずかしながら全くノーマークでした。

 気づいたのは本日の寄り付き前の気配値が+705円のストップ高だったことからでした。

 あちらこちら調べてTOBのリリース記事にたどり着きました。

 

 TOB価格は6,200円で先週の終値4,665円の33%のプレミアとは随分太っ腹としか言いようが有りません。

 買い取り価格については、リリース文書で当面見込めるキャッシュフローを現在価値に換算するディスカンテッド・キャッシュ・フロー法(DCF法)で決定されたようです。

 直近の例で言うとNTTによるドコモのTOBで、ガースーショックで株価が暴落した直後ではありましたが、40%のプレミアに次ぐものでしょう。

 逆にドコモのTOB価格って条件が良すぎない?と思わざるを得ません。

 ドコモの将来生み出すであろうと想定されるキャッシュフローが強力であることは否定しませんが、どうしても取り込んで非上場にしたいという意思があったのではと思わざるを得ません。

 

 寄りつき以降

 「あわよくば・・・」

 と言う思いで、気配値に合わせて指し値を入れましたが当然ながら約定するはずもなく、あっという間にストップ高となりました。

 

 明日(1月31日)は6,200円に近いところで取引が成立すると思います。

 

 「子」が買えなければ「親」を・・・と言うことでTOBによる収入を当てに以下約定しました。

 

【兼松購入】

単価✕数量    1,566円✕ 400株

支払額      626,400円

 

 まるで、ドコモのTOB代金を当てにしてNTTを購入したパターンと同じです。

 懲りないオトコです。

 

有り難うございました。