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出遅れおじさんです。
【おことわり】
「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに異動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。
本日(1月18日)のモーサテ「プロの眼」のコーナーのゲストはAISキャピタルの肖敏捷氏で、テーマは「中国経済が直面する2つのもはや」でした。
肖氏の発言自体については以前から中国共産党のプロパガンダの垂れ流しというニュアンスで受け止めておりましたが、ここしばらくは妙に中国の特に政治や経済に関してはややネガティブな物言いが多く、私としては落ち込んでいる肖氏も心配でしたが、同じく中国共産党のプロパガンダを垂れ流していた某大学教授のように帰国したとたんにしばらく消息不明という状況にならないかと心配せざるを得ない状況でした。
本日のテーマとして、肖氏は
・もはや成長ばかりの時代ではない
・もはや「赤い資本主義」ではない
という2つの「もはや」を上げました。
特に最初の「もはや」については、中国経済も今後構造改革の過程でゼロ成長やマイナス成長もあり得るが、国際的マネーはそれを受け入れられるか・・・いや、それ以前に、肖氏は今の中国の経済成長5%に対しても、日本のバブル期(6%超)と比べても全く高揚感がない、とむしろ5%の経済成長すら疑問視する見解を述べました。
「そんなこと言って大丈夫?」
思わずテレビ画面に向かって叫んでしまいました。
私自身も中国の経済成長には極めて懐疑的であると言うことはこれまでも何度か述べさせて頂きました。
コーナー冒頭で肖氏が示した中国の実質GDPの対前年同期比推移を見てもおわかりのように、コロナ禍初期のマイナス成長その反動の飛躍的上昇はさておき、習近平氏が3期目を決めた2023年3月以降のGDPの成長率がほぼ政府目標の5%でほぼ一定ということに極めて違和感を覚えます。
特に恒大集団の経営危機(もう、オマエは死んでいる状態ですが)等々の不動産不況があっても5%成長?・・・そーんなバカな、と言いたくなります。
偏見と言われるかもしれませんが、およそ米国ほど情報化が進んでいないと思われる中国のGDPが例え速報値でも翌月中旬に公表されること自体誰も疑問に思わないのでしょうか。
皆さんの会社の月次なり四半期の決算が何時確定するか考えて頂ければ明らかだと思います。
最近、中国では経済についてネガティブな発言をすること自体を取り締まっているようですので、ますます肖氏の身を案じたくなります。
有り難うございました。