当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。
出遅れおじさんです。
何時も当ブログをご愛読頂いておりますシンガク(ふつ映)(id:singark071781)様より過去の記事
に対し、次のようなブックマークコメントを頂きました。
「中間選挙のあとの年始からは伸びるみたいな話がありますが、実際はどうなんでしょうか!」
予てより申し上げております通り、私は投資アドバイサーではありませんし、ましてや占い師でも預言者でもありません。
「来年の株価が判ったら、こんなショボい投資ブログなど書いてオランワイ!!!」
と言いたい気持ちは山々ですが、「アノマリー大好きおじさん」の好奇心のスイッチが入ってしまいました。
一般論で言うと、「中間選挙後、米国株は上昇」というアノマリーはあるようです。
中間選挙後の年内の上昇については、楽天証券経済研究所の香川睦氏が、本年10月7日のモーサテで、過去10回の中間選挙年のダウ30平均の年初来推移の平均値を示してくださいました。
明らかに選挙(11月初旬)以降、年末に向けてダウ平均は大きく上昇しています。
では、通常年を含めてどうか? というのは、同じく香川氏が過去30年のダウ30平均の年初来推移(併せて日経平均も)を以前(放送日失念)モーサテで示してくださいました。
30年平均では、年末にギリギリ+6%に届くかどうか。中間選挙年の10回平均は+7%レベルまで上昇してやや年末に下げという感じでしょうか。
11月に入ってからの株価には大きな違いがありますが、そんな「有意な差」であるかどうかは意見が分かれるところでしょう。
で、シンガク様の翌年はどうか、と言う問いについては米国株データの宝庫「macrotrends」様からデータを借用しました。
第二次大戦後、1945年から2022年(勿論11月末までです)の78年間の年間騰落率の推移を以下のグラフに纏めてみました。
(青い棒グラフが通常年、赤い棒グラフが中間選挙翌年です)
グラフを見ただけでも明らかなのですが、集計の結果、
上昇 下落 勝率 平均上昇率
選挙翌年 (N=19) 18 1 94.7% +15.5%
通常年 (N=59) 37 22 53.6% + 6.0%
合計 (N=78) 55 23 70.5% + 8.3%
と、中間選挙翌年の株価の上昇率は圧倒的に他の年を上まわっています。
唯一、下落した2015年(と言っても-2.2%ですが)の前年の選挙はどうであったのかというと、オバマ大統領二期目の中間選挙で、鳴り物入りで登場したオバマ大統領の「ダメ」さ加減が目について、上下院、州知事・州議会とあらゆるフェーズで共和党が圧勝した選挙でした。
殆どレームダック(好きな言葉ではありませんが)化したホワイトハウスに対する失望感が強かったのでは無いかと思います。
一般論で言うと、中間選挙には与党に厳しい結果が出ることが多いようですが、厳しすぎると失望感を抱かざるを得ないのでしょう。
そう言う意味で、今回の程々の共和党の勝利は・・・
来年こそ、明るい年になって欲しいと思います。
言うまでも有りませんが、投資は自己責任で!
有り難うございました。