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出遅れおじさんです。
昨夜(日本時間9月21日)は心穏やかに眠りに就きました。
9月中旬になってぶり返した暑さも和らぎ・・・を通り越して肌寒いくらいで、夏布団ではありますが、温々と眠りに落ちました。
勿論、気候だけでは無く、FOMCを控えたNY市場が穏便に寄りついたのも心穏やかな眠りに寄与したものと思いましたが・・・
早朝、米国株価が全面大下げ!!
NYダウ平均は▼522$、▼1.7%の下げで、他の指標も概ね▼1.7%の下げでした。
チャートを調べると、ナンチュー乱高下。
調べてみると、時系列のエビデンスは無いのですが、
・今日のFOMCの利上げは予想通り0.75%じゃネ?・・・△200$前後で穏やかに昼食
・FOMC終了。パウエル議長会見、意外と言い方がきつくネ?・・・▼400$下げ
・パウエル議長、元祖「火消しおじさん」の本領発揮・・・△500$の上げ
・ドットチャート公開・・・▼750$下げ
0.75%の利上げは想定通りであったものの、パウエル議長の市場を慮った暖かい(?)コメントとは裏腹に、後刻公開されたドットチャートは驚愕の内容だったということでしょう。
ドットチャートとはFOMC各議員の今後の金利見通し(各人のドットは想定の中間値)の分布及び平均値を示したものです。
今回9月のFOMCでのドットチャートは以下の通りでした。
これを掲載しているロイターのサイト
を見て頂ければ、各四半期毎のFOMCでのドットチャートの変化も見ることが出来ます。
このグラフこそが驚愕の極致で、想定金利の平均は以下のように大幅に上昇する事が見込まれています。
9月想定 6月想定
22年 4.250% 3.375%
23年 4.625% 3.750%
24年 3.750% 3.375%
25年 2.875% -
長期 2.500% 2.500%
ということでこの2~3年の金利想定が0.375%~0.875%ほど大きく上昇しています。
特に22年、23年の+0.875%の上昇想定が市場にインパクトを与えたようです。
22年の+0.875と言えば、0.75%の利上げ一回分以上の上昇が見込まれると言うことの他なりません。
それはビックリしますよ。
パウエル議長も以前は、「ドットチャートは単なるアンケート」なんて暢気なことを言っていましたが、「こういうこともアっからナ!」とドスを効かせた格好です。
ただ、その後本日午後公表された日銀の政策決定会合の結果では従来通りの緩和継続が強調されましたので、日経平均自体は下げましたが、J-REITや商社株等は上昇に転じました。
これを受けての、私 出遅れおじさんの今回の「対前日被害速報」は
米国株 ▼19万円 日本時間9月22日朝段階
合計 ▼12万円
と、いうことで無事平和に中央銀行デイを乗り切りました。
有り難うございました。