出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

今度こそ「宣言解除」?・・・新たな流行り病?「ブレークスルー感染」

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出遅れおじさんです。

 

 菅総理は「卒業旅行」と揶揄されながらも訪米日程を終え帰国の途に就いたとのことですが、週明けにも「最後の大仕事」と大仰に構えることでも無いと思いますが、「緊急事態宣言」の解除の判断するようです。

 

 ここまでワクチン接種が進み、日々の新規陽性者や病床使用率等が好転している状況で「再延長」や「まん延防止措置」への移行は無いと期待しています。

 

 前回のコロナネタ記事

deokureojisan.hatenablog.com

 でも記載しましたが、盆休みの都内の人出の減少が戻ったら・・と西村大臣は陽性者再増加の懸念を煽っていましたが、盆休みは明けても、さらに蒸し返せば、オリンピックを開催しても、パラリンピックを開催しても一向に陽性者数は増加に転じることはありませんでした。

 

 オリンピック終了後に陽性者はピークを迎えましたが、これは世界的傾向であってオリンピックを開催した我が国固有の問題では無い事は明らかです。

 

 何時もの全国と東京の日々の陽性者と亡くなった方の推移7日間平均のグラフを掲載します。

 全国のデータは厚生労働省公表データ(9月25日まで)。東京のデータは9月25日までは厚生労働省データ、26日分はマスコミ報道ベース。

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全国の陽性者数と死亡者数(7日間平均)

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上記グラフの6月1日以降を拡大したもの

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東京都 陽性者数と死亡者数(7日間平均)

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上記グラフの6月1日以降を拡大したもの

 新規陽性者(7日間平均)は東京は8月19日を、全国は8月24日をピークに減少の一途です。

 同じく亡くなった方の推移も減少を続けていますが、東京都は9月中旬まで増え続けていたのは気になるところです。

 

 マスコミで喧しく言われているように、自宅療養中の方が容態急変で亡くなられたのが大きく影響していたとしたら、まさに医師会の一部(大部分?)病院のコロナ患者受け入れ拒否問題は糾弾されてしかるべきであると思います。

 

 私自身、アエラと言う雑誌については凡そ理解し合えるところは無いと思っていましたが、医師会幹部らの病院でのコロナ病床空床率の摘発記事

news.yahoo.co.jp

 については、よくぞ言ってくれたと言う思いです。

 

 テレビを初めとしたメジャーマスコミがこの問題を殆ど報じないのは異様としか言いようが有りません。

 アエラに直撃されて、「不適切な補助金は返還したい」と嘯く病院もあったそうですが、問題はそういうことでは無いでしょう。

 指摘されれば「補助金返金」と開き直る、実名公表と厚生労働省が言えば「止めてくれ」と泣きつく。

 今回のコロナ問題の根源の殆どは医師会にあるといっても過言では無いと思います。

 

 ワクチン接種については、内閣府データによると、9月24日までの接種数は

接種数合計 156,559,865回

一回目完了  85,829,323回(接種率67.8%) 

二回目完了  70,730,572回(接種率55.8%)

 

 で、人口あたりの接種回数はアメリカを抜きヨーロッパ諸国に肩を並べるまでになりました。

 

 欧米諸国では接種率が60~70%以上になると、体質的な理由意外にもワクチンを受け付けない方が多く、接種率は頭打ちになるようですので、早晩ヨーロッパ諸国も追い越すと思います。

 接種の結果としての陽性率は、内閣府が9月8日~10日のデータを公表しており、10万人あたりの陽性者は

 

未接種者 37.8人

一回接種 14.4人

二回接種  3.1人

 

 ということですので、デルタ株にも90%以上の感染防止効果はあるようです。

 

 勿論ワクチンは万全ではありませんので10分の1以下と言えども感染する方はいるわけで、これをブレークスルー感染と呼ぶそうですが、これをあたかも新たな脅威のようにワイドショーは取り上げています。

 

 某局の夕方の報道番組で画面の右肩に「ブレークスルー感染の脅威」というおどろおどろしい字幕が表示され、あたかもブレークスルー感染という新たな脅威が表れたかのような構成でした。

 さすがにメインのアナウンサーが、「ブレークスルー感染だからと言って症状が重くなるわけでは無い」とコメントしていましたが、絵に描いたような煽り方には思わず感心してしまいました。

 

 陽性者の増加がニュースにならなければ、次は「ブレークスルー感染」と不安を煽り続けることには余念がありません。

 すっかり感染が落ち付いてしまったらワイドショーは何をネタにするのでしょうか。

「コロナロス」を発症しないか心配してしまいます。

 

 今度こそ」という思いは今まで何度も裏切られましたが、本当に「今度こそ」と願っています。

 

有り難うございました。