出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

【お詫び】昨日 誤解を招きやすいグラフを挙げてしまったので追加説明します

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 昨日の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 の、補足説明です。

 

 昨日、「まん防」適用が決定した記念(?)に、アップデートされたコロナの陽性者数の推移のグラフをアップしました。

 従来のグラフは日々の新規陽性者と亡くなった方の推移を重ねて表示していました。

 これは、治療法等皆目わからない中での不幸にして亡くなる方の比率と、懸命の医療関係者の治療法確立へ向けたご尽力とワクチンの接種進展後の亡くなる方の比率のイメージがそれなりに見えるのではと考えたからです。

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陽性者と亡くなった方の推移(8月1日以降)

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陽性者と重症者の推移(8月1日以降)・・昨日のグラフの再掲

 

 新規の陽性者数と亡くなる方の数は「日々の出来事」なので時間差はあれど同じ意味合いの数字です。

 7日間平均の値ではありますが、第5波で全国の陽性者はピークで8月26日に23,139人、亡くなった方のピークは9月13日で66人ですので、第5波では亡くなる比率は0.3%と考えても強ち間違いではありません。

 厚生労働省のまとめ

https://www.mhlw.go.jp/content/000788485.pdf

 によると、6月~8月(第4波の終わりから第5波のピーク)での亡くなった方の陽性者数に対する比率は0.96%でした。

 第5波のピークはワクチン接種が進みつつある段階でしたので、厚生労働省のまとめより値が小さくても不思議はありません。

 

 ところが私が昨日提示した、陽性者の推移と重症者の推移は性格が全く異なる数字を並べて表記しましたので、自分で見直して見て「間違って理解されかねないグラフ」を挙げてしまったと反省しきりです。

 

 と言うのも、

「陽性者数」は日々の数値

「重症者数」は日々積み重ねられた数値

 と言う種類の違う数字を並べてグラフにしたために誤解を生みやすいと考えました。

 

 上記の亡くなった方の数字のように、単純に比率で読むことが出来なくなりました。

 

 陽性者のピーク(8月26日 23139人)と重症者のピーク(9月7日2203人)を単純に比較して、「重症化率は9.5%」と読み取るのは明らかな間違いです。

 ピーク時であっても毎日重症者が2203人増えているわけではありません。

 陽性者数は(7日間平均ではありますが)1日の値。重症者は上記の2203人が10日間で積み上がった数なら1日当たり220人であると言うことです。

 

 上記の厚生労働省の資料には同じく6月~8月の陽性者に対する重症者の比率も記載されていて全世代平均で1.62%であったとのことです。

 

 「では、重症者数の日々の増分(平たく言えば微分値)でグラフを作れば・・・」

 と言う意見もおありでしょうが、重症者数の変化分は、新たに重症化した方と治癒等で重症で亡くなった方の差引しか公表されていないので日々どれくらいの方が週消化したか見えていないと言わざるを得ず、結局上記のようなお役所の公表数値しか表に出てこないと言う状況です。

 

 と言うことで、昨日のグラフは削除はしませんが、十分ご注意の上ご覧頂きたいと思います。

 

有り難うございました。