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出遅れおじさんです。
会社の現役を退き、自由な時間が増えたので、一番時間を費やしているのが「料理」、二番目が「フランス語のお勉強」と言うことで、10ヶ月近く前になりますが、
と3本も記事をアップさせて頂きました。
フランス語を始めた初期の段階でしたので、発音や数の数え方等の他国の方から見ればなかなか理解しがたい、フランス語に関わるグダグダを、厚切りジェイソンさんを真似て、
「ファイ?フレンチピーポー!」
と言わせて頂きました。
勿論これは英語なので、渾身の仏作文で、
Pourquoi les Francais?!(プールクヮ レ フランセ?!)
時は流れて、フランス語の2回目の試験も近づき、お尻に火がついた状態ですが、勉強が進むにつれ、外国語のテキストには往々にしてその国民性、民族性が如実に表れると言うことを改めて実感させられています。
愚息からの受け売りで恐縮ですが、ロシア語会話のテキストには、
「お飲み物は何になさいます?」
「今日は車なので、ビールを・・・」
という今日の日本の規範感覚からは恐ろしくかけ離れた会話があったそうです。
今回フランス語のテキストを読み進んで行くにつれて頻繁に見かける例文が、
「お金が無い」
「仕事が無い」
という発言です。フランスの方がすべてそうだとは言いませんが、特に会話のモデルになった若年層には極日常的にありふれた話題なのかも知れません。
イタリア人(決めつけた言い方で誠に恐縮ですが)程では無いにせよ、「オトコ」目線で女性をみる事も多いようです。
通信教育で授業を聞いているのですが、講師陣もフランス化しているのか、
「フランス語は名詞に性があるので、友達と食事に行くと家族等に言う場合、相手が女性だとすぐにバレる。」
なんてのは序の口で
「語尾の子音は発音しないので、口で言うときは食事に行く相手が一人か複数かはごまかせますが、メールなど文字で知らせるときは注意が必要です。」
など、極めて有効な知恵を授けてくれます。
「もし差し支えなければ、近くまで同行しましょうか?」
という例文については
「特定の異性と急速に親しくなりたい場合には極めて効果的な表現です。」
とまで教えてくれます。
講師陣の発言のみならず、テキストの例文にもフランス語で
「彼の左側にいる美人は誰?」
なんて、日常茶飯事です。
「彼は deux amoureuse を持っている」
と言うのが出てきて、直感で「アレ?」と感じて、ドゥ(2)とアムールーズ(愛人)を念のため辞書で確認。
「彼には二人愛人がいる。」
が正しい訳のようでした。
家内にそれを話すと「おじさん達に飽きさせないように・・」と笑っていますが、思わず絶句したのが以下の文章です。
Nous ne nous verrons plus. Il ne faut pas continuer ce genre de chose.
「もう会うのは止めよう。こんなことつづけていちゃいけないんだ。」
背徳感溢れ、思わず頭の中に、森田童子さんの「僕たちの失敗」が流れてきました。
有り難うございました。