出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

再び問う・・・「セル・イン・メイ」

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 年間の相場の格言では、「節分天井」の次は「彼岸底」と言うらしいですが、私の感覚では元旦のご祝儀相場が冷めれば、「節分底」、「彼岸底」という感じです。

 

 節分や彼岸というと日本固有のアノマリーのように感じますが、米国市場も同じ傾向にあります。

 

以前の記事

deokureojisan.hatenablog.com

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 でもご紹介しましたが、モーサテで楽天証券の香川睦氏が提示してくれた過去30年の日経平均とダウ平均の年間騰落の平均のグラフ

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モーサテ画面より



 をご覧頂ければお判りの様に、2月3月まで低調で、4月、5月に向けて一気に上昇、それ以降は「セルイン メイ」と言われるように暫く低調が続き、秋から年末に懸けて再び上昇と言うのが日米共通のパターンのようです。

 

 何故4月5月に株が高いかについては、どなたかの請け売りで恐縮ですが、前年の税の還付が投資に流入するからと言うことのようです。

 

 これを如実にあらわすデータを探していたところ、本日(3月30日)のモーサテで岩井コスモ証券の林卓郎氏が、過去20年間の日経平均と、ダウ平均の月間騰落率を提示して下さいました。

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モーサテ画面より



 これは「結果」ですので、上記の香川氏の推移グラフのデータと同じで、直近20年分の月ごとの増減を纏めただけですので、当然ながらまったく同様の傾向が見られます。

 

 原因は?というと、国内に関しては、実は岩井氏はこちらのグラフを先に示して下さったのですが、同じく過去20年分の海外投資家の先物と現物の売買動向を月別に集計したグラフでした。

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モーサテ画面より

 

 明らかに、4月はやや現物株に偏重しているようにも見えますが、海外投資家の資金が集まりやすい(正しくは集まった)傾向は否定できません。

 これが税制カレンダーのなせる技か否かは、さらに検証が必要だと思います。

 

 何を勿体ぶって・・・と言われそうですが、過去のアノマリーを尊重して、暫く「買い」は見送りたい、と言う宣言です。(いや、買うお金が無い、と言うのが正しいかも知れません、ETF等の分配金再投資のみ愚直に継続します)

 

有り難うございました。