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出遅れおじさんです。
現役を引退してから最も一番時間を費やしているのは料理で、2番目はフランス語の勉強です。
目的は単純で、今となっては詮無いことですが、自由な身分になって海外流行(特にフランス)に出かけた折に、フランス語で飲み物や料理を注文できるようになりたいと言うことです。
しかし、学ぶにつけフランス語とは何とも解しがたい言語であると言うことが判ってきました。
まず戸惑うのが、名詞に性別がある事です。もちろん、私自身第二外国語で履修したドイツ語を初めとした他のヨーロッパ大陸の言語にもありますし、ロシア語に至っては夫婦で姓の呼び方が違う(夫チャイコフスキーの妻はチャイコフスカヤさん)位なので慣れるしかありません。
しかし、生き物以外にも性別があってどう考えても適当に区分したとしか感じられないものがあります。
例えば、なんでフランス語では外国語由来の物は男性なのでしょう。
なんで言語によって性別が違う事があるのでしょう。(例:太陽と月は、フランス語のsoleilは男性でluneは女性、ドイツ語のSonneは女性でMondは男性)
さらに悩ましいのは発音です。
語尾の子音を発音しないのが原則というのはいいけれど、だったら人称活用なんて面倒なことするなよ、と言いたくなります.
規則動詞の例で言うと、選ぶ(英語のchoose)に当たる動詞の基本形はchoisir、一,二,三人称単数の活用はchoisit、choisit、choisisですが、発音は全部同じです。
それに加えて、どうもフランス人は母音を続けて発音する(母音衝突という)のを嫌うらしく、発音しない子音を語尾にもつ単語に続く単語が母音で始まるときは語尾の子音が復活して発音される(リエゾンと言います)。
冠詞、接続詞。代名詞等の母音で終わる単語の次に母音で始まるときは、初めの単語の母音を省略しアポストロフィで繋いで(エリジオンという)一つの単語にしてしまったり、綴りは変わらないけれど母音を重ねて一つの母音で発音(アンシェンヌマン)します。
ネット等では流れるようなフランス語の発音のため等と解説されていますが、フランス人に北原白秋の「五十音」と言う詩の冒頭
「水馬(あめんぼ)赤いな ア、イ、ウ、エ、オ」
を朗読して貰ったらどう発音するのだろうと考え始めたら眠れなくなりそうなので後日に続きます。
有り難うございました。