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出遅れおじさんです。
今日から東京、大阪の大規模接種会場のワクチン接種予約が始まりました。
と言いつつも、ワイドショー等のテレビでの取り扱いを見る限り、
「遅々として進まないワクチン接種・・・」
から始まり、
「日本のワクチン接種、途上国水準・・・(随分途上国に失礼な扱いですが)」
等々、如何に我が国の接種が遅れているのかの喧伝に余念がありません。
接種のスタートが遅かったのがすべてだとは思いますが、自国内での治験をショートカット、或いは治験データも開示されていないワクチンを接種するよりは安心だと思います。
医療関係者を対象として接種が始まったのは2月17日、高齢者を対象とした接種が始まったのは4月12日ですので、それぞれ先週末でほぼ3ヶ月と1ヶ月が経過したことになります。
厚生労働省と首相官邸のサイトより(行政の縦割りを絵に描いたような【怒】)接種回数の実績を拾ってみました。
2月17日から3月15日
医療関係者 290,275回(1回目 292,398、2回目 7,877)
3月16日から4月9日
医療関係者 1,302,242回(1回目 819,300、2回目 482,942)
4月12日から5月16日
医療関係者 3,538,640回(1回目2,365,790、2回目1,172,850)
高齢者 981,249回(1回目 913,245、2回目 68,004)
5月16日現在の累計のべ接種回数は
医療関係者 5,131,157回(1回目3,467,488、2回目1,663,669)
高齢者 981,249回(1回目 913,245、2回目 68,004)
何故、4月9日から12日にデータが飛んでいるのかは、厚生労働省から首相官邸への移行時期だからだそうで、官邸の4月12日のデータに含まれるそうです。(ナンチュ-お役所仕事!)
このデータを見た素直な感想・・・「以外と早くネ!・・」
1日あたりの接種回数は進むにつれてどんどん増えていますので、それぞれの期間期末の標準的な接種回数を見ると以下のようになります。
3月中旬まで 5~ 6万回
4月中旬まで 10万回
5月中旬まで 30万回
政府が目指す1日100万回には未だ遠いですが、そんなにびっくりするほどほど遠い目標では無いと思います。
ちなみに、4月15日、16日の記事
で、他国と比べたときの人口100人あたりの接種率は1.4回でしたが、足下では5回程度まで改善しています。
ここ一ヶ月くらいが正念場のような気がします。
接種が進んでいる米英の例を見ると接種率が4から5%を超えるあたりから急速に感染者数が減少していますので我が国もこれから感染者は減少に向かうと思います。
東京都はすでに陽性者は減少し始めていますし、地方への蔓延が進んで全国は今週末ぐらいがピークだと思いますが、早晩減少に転じると思います。
有り難うございました。