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出遅れおじさんです。
今日のYahooニュースのトップ項目に「1日あたりコロナワクチン接種回数が100万回を突破」という記事がありました。
(合わせて累計接種回数は3500万回を超えました)
気の早い皆さんはこのニュースで昨日「23日」の接種回数が100万回を突破したとお思いでしょうが、100万回突破が確認されたのは遡ること6月9日のことです。
「ナンデ今頃?」
とお感じでしょうが、ネットの掲示板のみならず国会でも先週あたりから1日100万回を超えたのか否かというのが論争になっておりました。
ネットはともかく国会ならもう少し生産的な議論をして欲しいと思いますが・・・
実はこの数字の食い違いの原因は、各自治体のワクチン接種管理システム「V-SYS」への入力の遅れが原因です。
「ワクチン接種ウオッチャー(??)」を自認する私の過去の記事
にも有りますが、以前海外で、
「日本のコロナ感染情報はFaxで受信して手で集計」
と揶揄されたのと同様、私は
「我が国では、全国津々浦々から飛脚が接種状況を霞ヶ関まで運んでいる」
と評しました。
ネットや国会での議論のすれ違いのなかで、早くから「100万回突破!」といっていた方は、内閣府の公表数値の2行目に書かれた( )内の「前回報告からの増分」の数値が100万回を超えているのを「100万回突破!」と理解していたようです。
この数値そのものは正確な記憶は無いのですが6月の初め頃から100万回を超えていました。24日の内閣府公表の値も140万回弱の数値を示しています。
ただ正確に言うと24日に公表された140万回という数値は、前日の23日に接種された回数が140万回という意味では無く、23日とそれ以前の接種回数に追加報告があった数が合わせて140万回と言っているのです。
内閣府が本日公表した100万回突破というニュースは、「遡って6月9日一日の摂取回数が100万回を超えていたことが今日判った」と言うことです。
確かに、私のように毎日毎日内閣府のエクセルシートを集計して見ていれば、今週初めには先週14日の接種が100万回を超えていたと言うことも判るのですが、これはまた14日は月曜日で、土日に接種された医療関係者の接種回数が加算されているということに過ぎ無いという数字のアヤであったことも判ります。
しかしこの件の「こと」の本質は、政府が公言した一日100万回という接種回数が達成できたか否かという形式の議論では無くて、如何に早く希望する国民にワクチンを広く行き渡らせるかに他なりません。
日々の接種状況の推移をご覧頂いてもお判りのように、医療関係者への接種はほぼ完了し、高齢者(含む一般者)への接種はほぼ2回目接種が中心となっており、高齢者及び一般者への接種は頭打ち傾向にある事が問題なのです。
(直近は減少に見えますが、近日中にフラットになると思います)
これは、現行の接種体制がほぼ飽和しているということを物語っています。
21日からは職域接種も始まりましたので、一層のワクチン接種の進展を期待したいと思います。
医療関係者でも無い私がなんで「ワクチン接種ウオッチャー」をやっているかと言えば、以前からワクチン接種が進めば必ず景気は回復する確信していたからに他なりません。
それをまさに裏付けてくれたのが、22日(火)の「モーサテ」に出演されたSMBC日興証券の圷(あくつ)正嗣氏がグラフで示してくれていましたが、欧米ではワクチン接種が30%を超えると明らかにサービス業PMI(購買担当者景気指数)が上昇に転じているという実績です。
一日も早い日常生活の回復を望みたいと思います。
有り難うございました。