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出遅れおじさんです。
伊藤忠の決算報告のギラギラぶり(私は好きです)に文字数を割きすぎたので二日にまたがりました。
なぜタイトルが「総合商社」では無く「ソーゴーショウシャ」であったかというと、商社株を語る上で今年の最大のニュースはウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウエイ(BRK)が我が国の5大商社株をポートフォリオに加えることとし、5%を保有したと言うものでした。
海外のビジネスマン、投資家から見た我が国の総合商社と言う意味でソーゴーショウシャと記載しました。
我々の年代にしか通じないと思いますが、NHKのドラマ「ザ商社」で山崎努が製油所建設計画中のレバノン系アメリカ人サッシンに自分の会社を「エサカ イズ ソーゴーショウシャ」と売り込む印象が極めて強かったからです。
上記のニュースを受けて各社の株価は一旦は上がりましたがその後ジリジリと値を下げ、ようやく11月以降の日経平均の上昇に乗って9月初めの「バフェットサプライズ」にようやく戻した状況です。
バフェット氏が日本独特の総合商社をどう評価したのか、例によって私如きが自分の主観で解説するより、私が本件に関し一番的確に解説してくださっていると思う楽天証券経済研究所の山崎元氏のDIAMONDonlineの記事をご参照頂きたいと思います。
山﨑氏の言う高配当、割安、偉大なビジネス等々の評価ポイントはバフェット氏の通常の論理に沿ったものですが、「非ESG的」という視点は非常に鋭いポイントを突いていると思います。
私個人のポートフォリオの中で、余り厳密な意味でセクター分析(分析が必要なほどの資産とも思えませんが)したことはありませんが、11月末の株価を締めたばかりなので総合商社4社の成績を集計してみたところ、余り長期に保有している銘柄は少ないのですが、配当込みで年初来○3%、取得以来○40%と、米国ハイテク株(私はフェイスブックを保有していないのでGAAですが)に次ぐくらいのレベルでなかなか好成績です。
もちろん各社毎に、資源や食料等得手不得手があって、決算や株価等にもばらつきは出てくるので分散長期保有を継続するのが最も好ましいと思います。
私自身、チョットだけ【商社抜き】の海外プロジェクトの営業につきあわされた事があり、「総合商社」の機能なり有り難みは身にしみて解っているつもりですが、米国流のビジネスマナーに馴染みきったバフェット氏が総合商社をどう評価したのか是非聞いてみたいと思います。
かといってそれを聞くためにバフェット氏との昼食に5億円も払おうとは思いませんが。
エッ? バフェット氏の本すら買ってないオマエが言っても説得力が無い?
有り難うございました。