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出遅れおじさんです。
【消費者物価指数】
10月の消費者物価指数が公表されました。
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
CPI総合は対前年比+2.3%、生鮮食品を除いたコア指数も+2.3%の増となりました。
一方、生鮮食品・エネルギーを除いたコアコアCPIは対前年同月比+2.3%となり、食品(アルコール除く)・エネルギーを除いた欧米式コアCPIは対前年同月比+1.6%の上昇に留まりました。
エネルギーを含む・含まない、の差は無くなりました。
言うまでも無く、電気・ガス料金の補助金の復活による影響です。
一昨年年初来の各指標の推移をグラフにしました。

言うまでも有りませんが、
・CPI総合 :すべての価格の平均
・コアCPI :生鮮食品を除く価格の平均
・コアコアCPI :生鮮食品・エネルギーを除く価格の平均
・欧米式コアCPI:飲食品・エネルギーを除く価格の平均
です。
私が当ブログで唱えてきたように、
物価上昇
→企業収益向上
→給与上昇
→消費拡大
→物価上昇
の好循環が実現出来て、初めて「安定的」な物価上昇が実現できますので、来期の春闘の成果に期待したいと思います。
そこを打破できなければじり貧に陥ってしまいます。
これまでも言ってきていますように、上記のサイクルは放置すれば縮小均衡に陥ってしまいます。
物価上昇>賃金上昇
の状態は、単に貯蓄を食いつぶしているのと同じ状態です。
今回の結果を率直に言えば、じり貧以外の表現は思い浮かびません。
【モーサテ日記プチ】「債権自警団」って・・・ナニ様?
本日(11月22日)のモーサテ「プロの眼」のゲストはオールニッポンAMの森田長太郎氏でテーマは「債権自警団はショックを起こせるか?」でした。
「債権自警団」・・・おどろおどろしい響きですが、森田氏によると組織だったものでは無く、財政規律の緩み等による国債発行の増加を懸念して国債を売却して警告を発する債券投資家のことを言うらしいです。
イヤー、見上げたもんですね。
国債が市場に溢れれば、自然と値下がりする(利回りが上昇する)ので、ホルダーは債権を売却する→さらに価格が下がる→利率が上昇、という当たり前の投資行動を「警告を発する」とは恐れ入りました。
債券投資家様ってご立派な方々なんですね。
これ以上は言いませんが。
有り難うございました。