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出遅れおじさんです。
7月の消費者物価指数が公表されました。
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
CPI総合は対前年比+2.8%、生鮮食品を除いたコア指数も+2.7%の増となりました。
一方、生鮮食品・エネルギーを除いたコアコアCPIは対前年同月比+1.9%となり、食料品(アルコール除く)・エネルギーを除いた欧米式コアCPIは対前年同月比+1.6の上昇となり、エネルギーを含む・含まないでクッキリと二極化しました。
言うまでも無く、電気・ガス料金の補助金の終了による影響です。
一昨年年初来の各指標の推移をグラフにしました。
言うまでも有りませんが、
・CPI総合 :すべての価格の平均
・コアCPI :生鮮食品を除く価格の平均
・コアコアCPI :生鮮食品・エネルギーを除く価格の平均
・欧米式コアCPI:飲食品・エネルギーを除く価格の平均
です。
何時も私が参照させて頂いている、PwCコンサルティングの片岡剛士氏(元日銀政策審議委員)が物価上昇率を財とサービスに分離したグラフはありません。
(何処までも他力本願です)
私が当ブログで唱えてきたように、
物価上昇
→企業収益向上
→給与上昇
→消費拡大
→物価上昇
の好循環が実現出来て、初めて「安定的」な物価上昇が実現できますので、今回の春闘の成果に期待したいと思います。
そこを打破できなければじり貧に陥ってしまいます。
これまでも言ってきていますように、上記のサイクルは放置すれば縮小均衡に陥ってしまいます。
物価上昇>賃金上昇
の状態は、単に貯蓄を食いつぶしているのと同じ状態です。
今回の結果を率直に言えば、じり貧以外の表現は思い浮かびません。
有り難うございました。