出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

終活の第一歩? 小規模企業共済に加入を申し込みました

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 随分前になりますが、学生時代の友人(不動産経営 個人事業から法人成り)と呑んでいたおり、会社を立ち上げようと思っている、と話したところ、いくつかのアドバイスの中で最も記憶に残って、かつ役立ちそうだと思ったのは「小規模企業共済」でした。

 

 「小規模企業共済」は経済産業省管掌の独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する共済制度で、中小企業の役員や個人事業主が退職・廃業した場合の生活の安定の為の共済制度とのことです。

 

 しばらくは、法人設立のあれやこれやで半分放置していたのですが、改めて制度や長所等を調べてみました。(あくまで私 出遅れおじさん調べです)

 

  • 加入できるのは個人(法人での損金処理は不可)
  • 掛け金の全額が所得控除出来る
  • 掛け金は7万円/月以下、500円単位で自由に設定・変更可
  • 廃業・退職等の場合、条件はあるが一括・分割受取可
  • 受取の所得税法上の扱いは退職所得、個人年金同様の雑所得
  • 死亡時(私の場合はこれが一番切実)は死亡退職金扱い

 

 共済金の運用自体は国内債券で運用されており、運用利回りについては期待すべくもありませんが、掛け金と受取で二重に節税効果があるのは捨てがたいと申し込み(とりあえず5万円/月)をし、オフィシャルにではありませんが、加入が決まり来年1月に最初の共済金請求が来るとのことです。

 

 何処に魅力を感じたかというと、以下の二点に尽きます。

 

・私程度の低所得者でも所得税5%、住民税10%の節税効果は大

 運用利回りの15%とは意味あいは違いますが、年々の所得税・住民税併せて15%の節税効果は絶大です。

 (浪費してしまえば元の木阿弥ですが、それもまた良し・・・勝手極まりありません)

 

・多分全額が増続税非課税に出来る

 マックス7万円/月で年間84万円。20年積み立てても1,680万円。

 死亡退職金扱いですと、子供三人で非課税枠は1,500万円です。

 

 最大の問題は掛け金をどこから捻出するか・・・当たり前ですが。

 

 とりあえずは、法人に貸し付け、余剰となっている資金を償還させる(貸借契約に償還条項あり)、定期預金(金融資産の現金部分)の取り崩しで対応しようと思っています。

 

 

 実は、家内の存命中は「自分が先に逝く」という前提で、企業年金(2本)の継承の仕方・資料のありか、銀行・証券口座の一覧と資産の規模・・・を一覧表でエクセルシートにまとめたものを作っていました。

 

 ところが家内が先立ってしまって、すっかりメンテを怠っています。

 

 先ほど覗いてみたら、ウイブル証券等新たに始めたものもありますし、新たに加えなければならない最大の難関は法人の整理の仕方でしょう。

 

 可愛い私の法人「出遅れおじさん強欲分配金商会合同会社(仮称)」は実は子供達からは「そんな面倒なモンは要らん!」と総スカンを食らっていますので、整理して現金化して相続税に充当するしか無いようです。

 

終活の道のりも険しいようです。

 

有り難うございました。