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出遅れおじさんです。
【おことわり】
本記事内容、並びに私個人として、決してひふみ投信やレオスキャピタル殿を誹謗中傷することを意図するものではありませんし、同投信からの資金の待避を勧奨並びに煽るものでもないことはあらかじめお断り申し上げます。
私自身、足で有望な企業を発掘し成長の果実を享受するという本来のひふみ投信の手法はきわめて正しいと今でも信じております。
過去の記事、
で、ご紹介した日経平均およびTOPIXとひふみ投信基準価格との比較について、2023年12月6日時点での日経225平均とTOPIXとの相関図を示し、基本的には前年から左程変化は無い(すなわちやや低調)とご紹介させていただきました。
今年に入って、日本株はかってないほどの好調ぶりを見せ、ひふみ投信も1月22日には設定来最高値を記録しましたので、今回その後先週末(1月26日)までのデータを追加しました。
(前回報告の2023年12月7日以降年末までのデータ2023年のデータに包含されてしまいましたが、悪しからず)
下のグラフは、縦軸はひふみ投信基準価格、横軸は日経225の終値の相関関係と推移を示したものです。
いずれのグラフもA点(2020年1月6日)あたりを起点としてから、楕円形状のグラフを時計回りに回ります。
2020年(薄青色)の一番左下あたりは3月20日前後のコロナショックで株価が大きく下げた頃です。
その後2021年(薄茶色)あたりまでは、ひふみの基準価格は日経平均やTOPIXに対して優位に推移していたように感じます。
しかし2022年(うぐいす色)になるとやや両指標に対して劣後した状態になったと言わざるを得ません。
2023年(赤色)になると、同一色なので紛らわしいですが、前半部分はひふみの基準価格は日経平均に対しては2022年とあまり大きな優劣はありません。
2023年の赤のグラフは明らかに二つのブロックに分かれて見え、上記の前回記事でもご紹介しましたが、8月15日以降、ひふみの基準価格は2,000円程、改善(グラフの上方)しているかのように見えます。
二枚目のグラフはこのグラフの日経平均28,000以上、ひふみ投信55,000以上の範囲のみを拡大したグラフです。
今回の2024年に入ってからのグラフ(黒色)はその2023年の後半の延長線上にあります。
この改善は、本年年初より藤野氏が最高投資責任者に復帰した効果が・・・と思いたいですが、まだまだコロナショック直後(2020年3月20日 水色の左下端)以降、2021年にかけての水準には及びません。
三つ目のグラフは横軸をTOPIX、縦軸をひふみ投信の日々の終値の推移です。
上記の日経平均との相関と全く同様に、A点を起点に大きく時計回りに移動します。
上とは異なり、2023年のデータは全く一つの線上にあります。
同様に2024年に入ってからのグラフ(黒色)も同じ線上です。
四つ目のグラフは、TOPIXは2,000以上、ひふみ投信は55,000以上を拡大した図ですが、見える結果は同様です。
8月以降ひふみが日経平均に勝っているのではなく、日経平均がひふみとTOPIXに負けているだけではないでしょうか。
ちなみに年初来~1月26日までのひふみ投信の基準価格、各指標、不祥出遅れおじさん保有銘柄の騰落率(配当除く)は以下の通りです。(括弧内は2023年騰落率)
年初来 (2023年)
ひふみ投信 △4.7%(△20.6%)
日経平均 △6.8%(△28.2%)
TOPIX △5.5%(△25.1%)
出遅れおじさん △7.7%(△29.6%)
私の保有銘柄はREITや米国株式等含んではいますが、日経平均やTOPIXを上回っています。(日本株58%、JREIT8%、米国株34%)
ここ2~3年は
という状況で推移していますので、本年以降も定額で取り崩すという方針で望みます。
取り崩したひふみの資金の投資先(ETF4本の積立)がひふみを上回っているかどうかは別途検証が必要ですが。
ひふみ投信に対しては、毎回同じコメントで恐縮ですが、成長の期待できる企業を丹念に見つけて・・・という手法を展開するには規模が大きくなりすぎたのでは、というのが素直な感想です。
有り難うございました。