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出遅れおじさんです。
【おことわり】
本記事内容、並びに私個人として、決してひふみ投信やレオスキャピタル殿を誹謗中傷することを意図するものではありませんし、同投信からの資金の待避を勧奨並びに煽るものでもないことはあらかじめお断り申し上げます。
私自身、足で有望な企業を発掘し成長の果実を享受するという本来のひふみ投信の手法はきわめて正しいと今でも信じております。
先週末、33年ぶりに日経平均やTOPIXはバブル来(いつまでこの形容詞が必要なのか?)高値を更新しました。
週が明けて、日経平均は31,000台を回復、併せてひふみ投信も22日に基準価格60,000円台を回復しました。
過去の記事、
で、ご紹介した日経平均およびTOPIXとひふみ投信基準価格との比較について、その後の5月22日までのデータを追記してまとめました。
下の二つのグラフは、縦軸はひふみ投信基準価格、横軸はそれぞれ日経225、TOPIXの終値相関関係と推移を示したものです。
いずれのグラフもA点(2020年1月6日)あたりを起点としてから、楕円形状のグラフを時計回りに回ります。
2020年(薄青色)の一番左下あたりは3月20日前後のコロナショックで株価が大きく下げた頃です。
その後2021年(薄茶色)あたりまでは、ひふみの基準価格は日経平均やTOPIXに対して優位に推移していたように感じます。
しかし2022年(うぐいす色)になるとやや両指標に対して劣後した状態になったと言わざるを得ません。
2023年(赤色)になると、ひふみの基準価格は日経平均に対しては2022年とあまり大きな優劣はありませんが、TOPIXに対しては明らかに2022年より低下してきています。
両グラフの黒い破線で囲ったあたりが、上記の前回ご報告以降(2023年3月8日~5月22日)のデータです。
2021年も相場環境は比較的よかったので、日経平均は30,000台に達しましたし、TOPIXも2,100水準を記録しました。
2021年と2023年(つい先週末)における、日経平均30,000円近辺、TOPIX2,100近辺で、ひふみの基準価格を比較すると、およそ▼12%~13%低下しているという状況です。
過去の記事
で、ご紹介しましたようにひふみを運用するレオスキャピタルも運用成績が直近振るわないのを認識しているようで、本年年初より同社を支えてきた藤野英人氏がひふみの運用責任者に復帰することとなりましたが、数ヶ月で急速に改善できるほど状況は生やさしい状況ではないようです。
ちなみに対前年末~5月22日までの基準価格、各指標、不詳私 出遅れおじさん保有銘柄(配当含む)の上昇率は以下の通りです。
ひふみ投信 △12.1%
日経平均 △19.1%
TOPIX △15.0%
出遅れおじさん △17.0%(日本株57%、JREIT10%、米国株33%)
私の保有銘柄は10%を占めるJREITが年初来水面下ですので、日米株式でほぼ日経平均と同水準と推定しています。(日経平均に負けているのは悔しいですが)
ここ2~3年は
という状況ですので、今年に入り定額でひふみ投信を取り崩しています。
成長の期待できる企業を丹念に見つけて・・・という手法を展開するには規模が大きくなりすぎたのでは、というのが素直な感想です。
有り難うございました。