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出遅れおじさんです。
星野リゾート投資法人<3287 以下星野R>より分配金を頂きました。
言うまでもありませんが、星野Rは名前の通り星野リゾート<非上場>が保有する投資法人で、星野リゾートグループが運営するリゾートホテルを初め、ザ・ビーやチサンイン等のビジネスホテルを運営するホテル専業REITです。
物件の性格上、ロケーションは全国に分布しています。
資産形成の一環として不動産投資を低リスクかつ高利回りで・・・ということで、分配利回りの高いホテルREITを中心として買い集めましたが、ご想像の通りコロナ禍で見事に爆死して泣く泣く損切りして来ましたが、星野Rは唯一保有を継続しているホテルREITです。
継続保有している理由は、星野佳路氏が提唱するマイクロツーリズムを初めとする国内観光需要に軸足を置いた経営手法に共感しているからに他なりません。
ようやく訪日外国人客は速報ベースですが、2023年は25百万人で、対前年6.5倍、コロナ前(2019年)の-21.4%減の水準まで戻りました。(中国人はコロナ前の-74.7%減)
https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20240117_monthly.pdf
一方、2023年のインバウンド消費そのものは同じく速報値ですが5.3兆円とコロナ前の2019年の+9.9%増の過去最高を記録しました。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001718104.pdf
さすがに最近は「中国人観光客様の来訪が途絶えて、観光地は・・・」というトーンの報道は少なくなりましたが、コロナ前のインバウンド絶頂期、2019年に於いても、インバウンド消費4.8兆円は、同年の国内観光消費総額22兆円の22%に過ぎません。
(2023年分の国内消費はまだ公表されていません)
https://www.mlit.go.jp/common/001603714.pdf
そういう実情をいち早くテレビ等で声高に明言したのが星野佳路氏で、国内需要に軸足を置く星野氏の経営姿勢を高く評価しています。
直近の分配金の実績、並びに今後の見通しは以下の通りです
21年10月期 6,344円
22年4月期 7,195円
22年10月期 7,681円
23年4月期 8,385円
23年10月期 8,557円(今回)
24年4月期 8,700円(予想)
24年10月期 8,700円(予想)
星野Rの分配金は観光需要の回復ぶりに追いつけていないようで、コロナ前の12,000円水準には未だ及ばず、投資口価格は下落の一途です。
結果としての分配金利回りは、3.25%まで上昇しつつありますが、国内REITでは堂々の最下位(!!)です。
気長に応援するしかありません。
有り難うございました。