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出遅れおじさんです。
星野リゾート・リート投資法人(3287 以下星野R)より分配金をいただきました。
言うまでもなく星野Rは星野リゾートの運営するホテルや、ザ・ビー等の都市型ホテル等を保有するホテル専業のリートです。
ホテルリートにつきましては
の記事にありますように、分配金利回りの高さに釣られて購入、その後のコロナショックでの分配金低迷で泣く泣く損切り(インビンシブル<8963>、いちごホテル<3463>)した経験があり、星野Rは唯一残ったホテルリートです。
何故保有し続けているかと言えば、星野リゾートの星野佳路氏のマイクロツーリズムを初めとした国内観光需要に軸足を置いた経営手法に共感しているからに他なりません。
中国のゼロコロナ政策、或いはゼロコロナ政策解除後の我が国の水際対策強化によって中国人観光客の客足が激減したことに対して、ワイドショー等では
「中国人観光客様の来訪が途絶えて、観光地は・・・」
と、さも一大事のように報じています。
確かに九州等中国人観光客のシェアが高く、大変な思いをされているところもあります。
しかし、観光庁の調査によれば、コロナ前のインバウンド絶頂期、2019年に於いても、インバウンド消費4.8兆円の36.8%を占める中国人による消費は1.8兆円弱で、日本人による2019年の国内観光消費22兆円の8%に過ぎません。
インバウンド消費の激減にスポットを当てたい報道姿勢は、国内観光消費を全く無視して喧伝しています。
そう言う状況をいち早くテレビ番組等で声高に明言したのが星野佳路氏で、私は高く評価しています。
これまでの分配実績と今後の見通しは以下の通りです。
20年10月期 12,860円
21年4月期 6,406円
21年10月期 6,344円
22年4月期 7,195円
22年10月期 7,681円(今回)
23年4月期 8,350円(予想)
23年10月期 8,370円(予想)
コロナショックによる驚愕の分配金半減から徐々に戻しつつありますが、道半ばといわざるを得ません。
今回の分配金で利回りは2.1%(!)で、東証上場リートの中ではジャパンホテル(8985)、森トラストホテル(3478)についで堂々(?)のワースト3位、即ちブービーの一つ上です。
因みに私が過去に損切りした、インビンシブル、いちごホテルはワースト4位、5位です。
上記の星野氏の経営手法に加えて、星野リゾートの物件としての価値が評価され、星野RはNAV(純資産)倍率は1.31で堂々のトップタイです。
分配金も何れ回復すると期待されていますので、手放すつもりはありません。(高くて買い増しもまま成りませんが)
配当金高利回りには訳があると言われますが、利回りの低いのにも訳があります
有り難うございました。