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出遅れおじさんです。
星野リゾート投資法人<3287 以下星野R>より分配金を頂きました。
言うまでもありませんが、星野Rは名前の通り星野リゾート<非上場>が保有する投資法人で、星野リゾートグループが運営するリゾートホテルを初め、ザ・ビーやチサンイン等のビジネスホテルを運営するホテル専業REITです。
物件の性格上、ロケーションは全国に分布しています。
資産形成の一環として当初不動産投資を低リスクかつ高利回りで・・・ということで、分配利回りの高いホテルREITを中心として買い集めましたが、ご想像の通りコロナ禍で見事に爆死して泣く泣く損切りして来ましたが、星野Rは唯一保有を継続しているホテルREITです。
継続保有している理由は、星野佳路氏が提唱するマイクロツーリズムを初めとする国内観光需要に軸足を置いた経営手法に共感しているからに他なりません。
ようやく訪日外国人客は半年で1,000万人を超えましたが、中国のゼロコロナ政策、あるいはゼロコロナ解除後と言えども、中国人観光客の客足はイマイチで、未だにワイドショー等は
「中国人観光客様の来訪が途絶えて、観光地は・・・」
と、さも一大事のように報じています。
確かに、九州等中国人観光客のシェアが高く、未だ活況にはほど遠い地域もありますが、観光庁の調査によれば、コロナ前のインバウンド絶頂期、2019年に置いても、インバウンド消費4.8兆円の36.8%を占める中国人観光客による経済効果は1.8%兆円ですが、同年の国内観光消費22兆円の8%に過ぎません。
そういう実情をいち早くテレビ等で声高に明言したのが星野佳路氏で、国内需要に軸足を置く星野氏の経営姿勢を私は高く評価しています。
直近の分配金の実績、並びに今後の見通しは以下の通りです。
21年4月期 6,406円
21年10月期 6,344円
22年4月期 7,195円
22年10月期 7,681円
23年4月期 8,385円(今回)
23年10月期 8,400円(予想)
24年4月期 8,600円(予想)
分配金は徐々に回復はしていますが、コロナ前の12,000円水準には未だ及びません。
一方、投資口価格は星野リゾートの攻めの経営姿勢を評価してか、REIT全体が凋落傾向の中、比較的堅調に推移しています。
結果としての分配金利回りは、2.59%で国内REITでは堂々の最下位(!!)です。
気長に応援するしかありません。
有り難うございました。