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出遅れおじさんです。
岸田ソーリがヤラカシテくれました。
経済政策では全くダメダメでしたが、これまではウクライナへの電撃訪問や、広島サミットへのゼレンスキー大統領招聘等外交面ではそこそこの成果を上げてきていましたが、今回のハマスのイスラエルへのテロ攻撃に関しての対応は大失策といわざるを得ません。
岸田ソーリ以前の問題として、我が国のマスコミや識者(主としてやや反欧米思想の強い方)の根本的な理解の齟齬は、今回の事件を従来のイスラエル(ユダヤ)とパレスチナ(アラブ)の二項対立の図式で、過去の経緯を含めて「どっちもどっち」と総括しようとする傾向が強いように思います。
しかし、今一度押さえておかなければならないのは、ハマスとパレスチナを同一視することが根本的に間違っていると言うことです。
ハマスはパレスチナを代表している訳では決してありません。むしろ、パレスチナ住民のいるガザ地区を勝手に武力支配しているテロ組織に過ぎないと言うことです。
ガザ地区の無辜のパレスチナ難民から見ても敵といって過言ではありません。
このあたりは、なかなか正確な情報発信する方は少ないのですが、私はイスラム思想研究家の飯山陽さんの解説が一番理解しやすいと思っています。
それをこともあろうに我が国を代表して岸田ソーリは以下のコメントを発表しました。
岸田ソーリは明らかにハマスをパレスチナの一部として表現し、双方に自制を求めました。
トンチンカンもここに極まったと言わざるを得ません。
時差があるので正確な時間の前後関係は判然としませんが、米英独仏伊5カ国首脳による以下の共同声明には我が国は名前を連ねることは出来ませんでした。(英文です)
単に乗り遅れただけではないようで、上記の文書の主要部分には、パレスチナという単語は一つも出てきません。
パレスチナという単語が出てくるのは後ろから二段落目で
「我々は、パレスチナ人の正当な願望を認識しており、イスラエル人とパレスチナ人に対する平等な正義と自由を支持します」
のところです。
上記の5カ国は今回のハマスのテロは「パレスチナ問題」とは一線を画しているというのが上記5カ国首脳の認識なのです。
それが、国際社会の共通認識ではないのでしょうか。
「コイツは我々の仲間じゃない」と認識されたら我が国の地位は暴落すると言っても過言ではありません。
ダメだ、コリャ!
我々(少なくとも私)はイスラエルとともにあります。
有り難うございました。