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出遅れおじさんです。
菅義偉首相が総裁選不出馬を表明後ほぼ3週間になろうとして、実質的に9月末の退陣の予定となりました。
が、任期末が近づく中、菅総理はまた一つ偉業を達成しました。
米国は福島原発事故以降実施していた14県の食品の輸入停止措置を全面撤廃しました。
共同通信さん。
ニュースを引用しておいてこういう言い方もナンですが、余りに素っ気ない扱いではないですか?
・菅政権の功績を取り扱うのは、おイヤですか?
・福島原発の事故を起こした日本が世界から受け入れられるのはお気に召しませんか?
と嫌みの二つも言いたくなります。
総裁任期末での退陣を表明した菅総理への米国からの「慰労」の意味があるとも思えませんが、個人的には今年目にした中で一番嬉しい(イヤ、池江璃花子選手のオリンピック出場権獲得の次か?)ニュースと思っています。
福島原発事故は福島県を初めとした東日本地域の生産者の皆様には大変不幸な事故でしたが、それに輪を掛けてこの地方の生産者を苦しめてきたのは当時の民主党政権です。
何度国会で理由を問われても「安心、安全のため」と嘯いて、国際基準を桁違いに上まわる厳しい放射性物質の基準を設定、地域の産品を出荷不能の状態にし、「官製風評被害」を広めたのは、当時のk宮山厚生労働大臣以外の何者でもありません。
出荷米の全量検査を実施する等の風評被害払拭への生産者のご尽力が漸く報われたと言う思いです。
菅総理が総裁選不出馬表明をしたときの記事
でも書きましたが、菅総理は「仕事師」と呼ばれ歴代内閣が積み残してきた懸案事項を次々と片付けてきました。
(リベラルな思考の方はおイヤでしょうが、追記を含めて再掲します)
・「悪名高き」学術会議を骨抜きにした
・米国及びG7各国への台湾問題の提起
・重要土地規制法成立(追記)
・男系維持のための旧皇族の復帰を議論の俎上に載せた
・オリンピック、パラリンピックの成功(当事者では無いが)
ただ、惜しむらくは、これだけの「偉業」を成し遂げたのに、アピール力が決定的に欠け、評価を得られませんでした。
コロナ対応についても、「リスク」を極端に恐れる我が国の国民性に乗じた、マスコミや野党の「ゼロコロナ」指向に煽られ、菅政権のコロナ対応は全く評価されていませんが、人口あたりの陽性者数や死亡者数等単純に国際比較をすれば、元内閣官房参与の高橋洋一氏の「さざ波」発言が的を射た評価であると判るでしょう。
勿論、私自身、菅政権のコロナ対応を手放しで評価しているわけではありません。私の評点での功罪は以下の通りです。
【コロナ対策の功】
ワクチン確保並びに世界最高の接種推進につきるでしょう。
ワクチン確保はファイザーとの直談判、打ち手の確保については、歯科医や薬剤師まで動員する等、既存の医師会の利権を打破できたのにアピール不足で評価されず。
【コロナ対応の罪】
1.医師会の抵抗に打ち勝てず、病床確保が後手に回ったこと。
2.同様に、アドバイサリーボードの人選を感染抑制専門家に偏らせた結果、医療体制が後手に回ったこと
3.厚生労働省、医師会の抵抗に打ち勝てず、2類相当以上の扱いを解除できなかったこと
4.財務省の抵抗を打ち崩せず、国民への財政支援が手薄になったこと」
と、気が付いてみれば1勝4敗?
トリマ,お疲れ様でした。
有り難うございました。