出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

【モーサテ日記】「本性現したバイデン」クラフト氏の警鐘は心に刺さるが・・・

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出遅れおじさんです。

 

【おことわり】

 「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに異動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。

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テレ東殿サイトよりかってに借用

 今週の騰落、というか今週は月の最終週ですので、月次の資産運用状況のご報告で(多分31日以降に予定)で触れるべき話かも知れませんが、今週のトピックスはFOMC(連邦公開市場委員会)と、ハイテク大手企業GAFA(私の場合はフェイスブック株は保有しておりませんのでGA・Aですが)の4月~6月期の決算発表が目白押しだと言うことでしょう。

 

 各企業の決算発表は「ナーンと無く」株価に織り込み済みのようで、週明けの米国市場は3指数ともに最高値を更新しました。

 

 そんな中、今朝(7月27日)のモーサテの「プロの眼」のコーナーのゲスト、ロールシャッハ・アドバイサリーのジョセフクラフト氏が「巨大IT企業への規制強化。反応薄のハイテク株に危機感」と言うテーマでこれらのハイテク企業に警鐘を鳴らしました。

 

 自分で言うのもナンですが、私を含む比較的保守系の思考の人間にとって、ジョーバイデン大統領への政権交代において、一番懸念されていたのは「対中国姿勢の変化」でした。

 しかしさすがに中国がここまで香港や、台湾、ウイグル等人権問題で目に余る状況になった状況下では、「人権重視」の民主党としてはむしろトランプ大統領時代よりも強硬な姿勢にならざるを得ない状況で、一安心と言って良いと思います。

 

 残るは、選挙で大きな貢献をした党内「極左」勢力をどう丸め込むかと言うことになっておりましたが、やはり国内経済政策ではとんでもない人事をやってくれました。

 

 3月中旬のニュースですが、FTC(米連邦取引委員会 日本の公正取引委員会に相当)の委員長に規制強硬派のリナ・カーン氏を指名、6月15日に就任しました。

 

 本来、トラスト法は我が国の独占禁止法が私的独占等支配力の過度な集中を規制することに主眼を置いていることに対して、競争を減殺する恐れのある不当な独占を禁止することを目的としているので本来独占体制自体を禁止するものではありません。

 

 ただ、彼女はバリバリの巨大IT企業(に限らずとも独占的地位の)企業の存在自体を許さないという論者だそうで、GAFA各社の天敵と言って差し支えないでしょう。

 

 クラフト氏によれば今の米国は司法省のトラスト法部門のトップにジョナサンカンター氏、国家経済会議のテクノロジー・競争政策担当の大統領特別補佐官にティムウー氏が就任しており、反トラスト三銃士と言われているとのこと。

 コロンビア大の准教授時代からアマゾン(AMZN)を追求してきたリナカーンFTC委員長、グーグル(GOOGL)への批判的姿勢で知られるジョナサンカンター氏、ティムウー氏の3人がそろえば「満貫」状態と言っても過言ではありません。

 

 それに加えて、クラフト氏の今朝の解説では「反トラスト法執行における州変更に関する法案」が審議されているとのこと。

 米国の各州は「独立国」で、各州保守からリベラルまで旗幟鮮明ですのでこの法案が通れば自分の主張に有利な州を訴訟の場に選べるようになるとのことです。

 

 もう、「大企業をつぶすためなら何でもあり」と言っても差し支え有りません。

 

 クラフト氏は、各社も、市場もその辺りの危機感がイマイチ乏しいと言う警鐘を鳴らしていました。

 

 で、それを聞いて

「オマエは「GA・A」株に見切りをつけるのか?」

 と問われても、今手放す気にはなれない危機感に乏しい私は「逃げ遅れおじさん」への道へまっしぐらかもしれません。

 

有り難うございました。