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出遅れおじさんです。
【モーサテ日記 プチ】 今日のモーサテ 少し変?
本日(10月26日)のモーサテ日記の「プロの眼」のゲストは科学技術振興機構の鵜飼博史氏で、テーマは「日銀は金融政策を変更すべきか」でした。
予断と偏見にまみれて、大変失礼ながら鵜飼氏は日銀の出身(日銀→JPモルガン→科学技術振興機構)のエコノミストですので、ハナから緊縮方向への転換を主張するのかと思いきや、
「日銀の緩和政策によって、円安でインフレが・・・」
という相内優香キャスターの愛くるしい縋るような眼差しを無視するように、
・企業物価及び消費者物価は高まっているが、GDPデフレーターは依然マイナス圏
・交易損失の殆どは資源価格要因(為替要因は出入りで相殺)
・人件費主体のサービス価格は全く上昇していない
・今のインフレは金融政策では対応できず財政政策が必要
従って、政策を変更できる状況には無い。
と、にべもなく否定しました。
続く、「深読みリサーチ」のゲストは武者リサーチの武者陵司氏で、テーマは「記録的円安で日本株の”大反発”はあるか?」でした。
武者氏は
「円安は日本経済にとって良いこと」
「日本だけ給与が上がっていないのは、これまでの過度な実力以上の円高で、給与を抑えないと競争できなかった為」
「円安で競争力が高まると需要が集まる」
と、ノーリスクでは無いものの、今後の株高が期待できると円安を歓迎するトーンでした。
「悪い円安教」の宣教師であるモーサテ(及びバックの日経新聞)の皆さん! 今朝はどうしました?
宗旨替えしたのですか? なんか悪いものでも食べたのでは無いですか?
【野田佳彦元総理 少し見直しました】
昨日の、衆議院での野田元総理の故安倍元総理への追悼演説の全編動画、並びに文字興し全文を見ました。
率直に言って、菅義偉前総理の友人代表弔辞に勝るとも劣らない演説でした。
野田氏に対しては、「悪夢」そのものの民主党政権の三総理の中では一番まともな方(他の二人が酷すぎると言う話は置いておいて)であると思っていましたが、アベノミクス初期の段階で、多分街頭演説であったと思いますが、
「アベノミクスで株価が上がって喜ぶのは一部の金持ち。一般庶民は関係無い。」
と、仰っているニュース映像を見て、「この程度の経済感覚なんだ」とひどく失望した記憶がありました。
しかし、キチンと国葬に出席して弔意を示す姿勢、そして昨日の追悼演説を見て野田氏に対する評価は変わりました。
演説の中で、野田氏は、安倍氏の病を揶揄したことを素直に詫び、火花を散らし合う関係であった安倍元総理をリスペクトしつつ、野党として「言論」で立ち向かうという姿勢を訴えるとともに、理不尽な暴力に屈せず街頭に立ち続ける勇気を持とうと議場にいる議員(与野党問わず)に訴えたことは素晴らしいと思います。
野田元総理という人選は大変素晴らしいものであったとともに、野党の議員の皆さんの反応を聞いてみたいと思います。
有り難うございました。