出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

ワクチン接種状況とワクチン接種効果・・・非科学的なプロパガンダに騙されないで!

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 先週7月21日のワクチン接種に関する記事の中で、21日集計で74百万回目前、

「多分明日の集計では75百万回を超えているでしょう。」

 等とのんきなことを言っておりましたが、22日からオリンピック連休に入りましたので、内閣府のワクチン接種纏めサイトはずっとお休みで、データ更新はありませんでした。

 下でご紹介する厚生労働省の日々の陽性者と死亡者の推移は休日の間も更新されているんですが・・・

 まあ、「働き方」として、どちらが適正なのか、議論はあるでしょう。

 

 26日公表データではワクチン接種回数は77,726,929回似なりました。

 人口あたりの接種率は1回目完了36.4%、2回目完了24.8%です。高齢者に限れば1回目接種完了は84.2%、2回目接種完了は66.3%となっています。

 

 日々のワクチン接種状況の推移は以下の通りです。

 

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内閣府公表データを出遅れおじさん集計

 

 例によってワクチン接種管理システムへの入力が遅れているのは確かなようで、ここ1週間の接種回数が下がって見えるのはその通りなのですが、それ以上に下がって見えるのは、64歳以下の方々への接種段取りに手間取っているのが影響しているのかも知れません。

 いずれにせよ、我が国のワクチン接種の進展は驚異的で,「数で勝負」の中国を除けばワクチンの接種ペースは世界一です。(マスコミの皆さんは触れたくないようです)

 

 ここまでワクチンの接種が進めば明らかに感染状況にも変化が生じています。

 マスコミの報道姿勢を見る限りは、陽性者(毎度の指摘で恐縮ですが、感染者ではありません)の数字が増えていることばかりが強調されていますが、高齢者の感染は明らかに減少してきていますし、高齢者の間で深刻であった、重症化ひいては死亡者数は明確に低下傾向にあります。

 

 全国の検査陽性者の推移と死亡者数の推移を1つに纏めて見せてくれるサイトが見当たらなかったので、厚生労働省のサイトから数字を拾ってきました。(7日間平均で表示)

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厚生労働省データより出遅れおじさん集計

(陽性者数:左目盛り、死亡者数:右目盛り)

 陽性者の推移と死亡者の推移を見比べて頂くと明らかですが、死亡者の推移は陽性者よりタイムラグがあり、平均すると4週間です。

 これは初期の段階から言われてきたように、感染から発症が2週間、発症から重篤化が2週間という時間経過を反映していると思われます。

 

 このグラフで直近の陽性者数のボトムは6月21日です。そしてその4週間後は7月19日なので、従来のパターンですとここからお亡くなりになる方の数が増え始めるところですがむしろ顕著に減少してきています。

 ご参考までに上のグラフの6月1日以降を拡大表示した者を掲載します。(7日間平均値)

 

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上記のグラフの6月1日以降のみを拡大表示

 今、イギリスで極度に陽性者が増大傾向にあるのに、行動制限を大きく緩和しようとしています。これは緩和したから感染者が増えているのでは無く、明確に死亡者数が減少してきているとの確証が得られたためボリスジョンソン首相は行動制限緩和に踏み切ったのです。

 

 非科学的な喧伝に流されず、科学的な思考でキチンと経済を立て直して頂きたいと思います。

 

有り難うございました。