出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

そこまで毛嫌いする?・・・円安効果とバルカー(7995)の決算

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

【モーサテ日記 プチ】 そこまで円安効果を嫌わなくても

 

 本日(5月18日)のモーサテ「きょうの為替は?」のコーナー、解説は野村證券の後藤佑二朗氏で、ポイントは「日本の経常収支は急回復」「日本企業による資金環流は過去最大」でした。

 

 後藤氏が画面に提示したデータは以下の写真二枚です。

 一枚目は、月次の第一次所得収支(投資等)と貿易収支、及びその合計値である経常収支の推移です。

 直近の原油高等の影響で貿易収支の赤字は増大傾向にあるが、所得収支は最高水準で、経常収支も2022年3月は急回復している事を示しています。

モーサテ画面より



 二枚目は日本企業による投資収益の資金環流(Repatriation レパトリ)の月々の推移で、2022年3月は過去最大であると言うことを示しています。

 多分・・・ナンテ、不確かな言い方をして申しわけありませんが、日本企業の決算に合わせて投資収益の還流は3月に実施される事が多いと思われますので、毎年3月がピークですが、2022年3月はその中でも過去最大であったと言うことでした。

モーサテ画面より


 

 後藤氏はこれを基本的には円安の効果としています。

 

 私がこのコーナーに注目したのは、後藤氏が紹介してくださった内容は勿論ですが、それを聞く番組の豊島晋作キャスターの表情です。

 終始眉間に皺を寄せて不愉快そうに後藤氏の話を聞いていました。

 

 一枚目の写真に如実に表れていますが、決してある一瞬を切りとったので不愉快そうに見えると言うことでは無く、終始この表情でした。

 

 豊島さん! 

 いくら、「悪い円安教」の宣教師である日経新聞(含むテレ東)関係者であるからと言って、公共の電波を使って、「円安のメリット」に否定的な表情をしなくてもよいでは無いですか。

 

 そうです、幾ら宣教師(日経、テレ東)や総本山である日銀(及び背後の黒幕財務省)が悪い円安論を唱えようとも、円安は日本経済にとってはプラスなのです。

 

 豊島氏は単に社の方針に慮っているだけなのでしょうか、それとも若手キャスター対象に洗脳教育が行き届いていおるのでしょうか。

 

 しかもこれはGDPにはカウントされないと言うことをご存じでしたか?

 

 それがGDPという統計数字の限界なのです。

 

 「悪い円安」に付随して我が国のGDPも先細り、と言う論調が見られますが、「国内」の生産が細ろうが、世界中から富をかき集めたものが勝ちなのです。

 

 

【バルカーの決算発表】

 

 バルカー(7995)の株価が、16日の決算発表を受けて急落しています。

 

 以前に記事でもご紹介しましたが、指し値を出している会社の決算を見落とすくらいですから、保有銘柄の決算を見落とすなんて日常茶飯事です。(自慢してどうする?)

 

 17日は終値ベースで7%も下げているので、「決算発表!」⇒「減益?」⇒「減配?」と不安に駆られて決算短信を見てみると・・・

 大増益! 大増配! では無いですか。(単位:億円)

 

      売上高 純利益 1株配当 

21年3月期  447  30  95円(45+50)

22年3月期  485  26  100円(50+50) 前期決算時予想

22年3月期  531  48  125円(50+75) 今回実績

23年3月期  560  48  120円(60+60) 予想

 

 どうもこの来期配当見通しが「減配」と評価されたようです。

 今回の22年3月期配当は前期決算時の配当見通しが100円でしたので、110円或いは115円で、来期見通しが120円だったら株価は上昇したのでしょうか。

 

 ホントーに投資家って欲深い・・・決して皆様のことではありません。

 

有り難うございました。