出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

GWで暇なので・・セルインメイは格言? 迷信?

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出遅れおじさんです。

 

 昨日に続いで・・・

 5月と言えば、米国の投資の世界には「セルインメイ」という格言(或いは迷信?)があり、4月までは相場は強気で、それ以降下落気味となると言う意味のようです。

 セルインメイには続きがあって、「セントレジャーデイ(St. Leger day 9月の第二土曜日)まで相場に戻ってくるな」 と言うようです。

 従って5月から9月中旬までは相場は低迷すると言うのが意味するところのようです。

 

 これを解説してくれているサイト等によると、

・年末(大体株価は上昇基調のようです)の上昇に乗じての信用買いの決算が6ヶ月後である5月~6月に反対売買が集中する。

・4月頃まで確定申告による還付資金(結構な規模のようです)が市場に流入

等々の原因が挙げられています。

 

 ところで、全く逆の評価も有るわけで、4月30日のモーサテにニューヨークから出演されたSMBC日興セキュリティーズ・アメリカの大関千尋さんによると、過去10年のS&P500指数の騰落率を見ると、5月はとんとん、6月、7月はそれぞれ1%、2%の上昇なのでむしろホールドした方が「吉」という結果であったそうです。

 

 日本でどうかと言われると同日の番組でマネックス証券の広木隆氏も、大関氏のコメントを肯定的に評価しました。

 

 で、私自身の資産の状況はどうかと言うことで、エクセルシートを捲って(?)みると、月次の対前月騰落のデータが2016年1月までさかのぼれましたので、月次の騰落を月別に集計してみました。

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月別対前月騰落(2016年~2020年)

 このグラフは、2016年~2020年の5年間の各月ごとの対前月騰落をヒストグラムに纏めたものです。

 5年間の騰落を2色に濃淡をつけてグラフ化しました。

 対前月±100万円以内を薄い色で、±100万円を超える月を少し濃い色で表現しました。

 

 合わせて、各月ごとの騰落の平均値も纏めてみました。

 

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月別対前月騰落平均値(万円 2016年~2020年)

 想像以上に4月は好成績で5月以降は低迷というセルインメイはまさに迷信では無く格言と言う結論になりました。

 7月は勝敗で言うと4勝1敗なのですが、平均値で見ると小動きという感じです。

 2月、3月について2020年はコロナショックで合計600万円を超える暴落を経験しましたが、実はそれを除いた平均値でも-50万円、-70万円超の下落ですので年度の株式購入は3月というのが正解のようです。

 

 所謂「格言は侮り難し」と言うところでしょうか。

 

有り難うございました。