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出遅れおじさんです。
今日はもう9月の第3週に入ってしまいました。
このブログでは、以前から「セルインメイ」(株は5月に売れ)と言われている格言なのか迷信なのか、所謂アノマリーと呼ばれているものが投資の世界にはあり、記事に取り上げて来ました。
以前に記事にも書きましたが、「セルインメイ」には続きがあって、全文は
Sell in May,and go away; don’t come back until St. Leger day.
(株は5月に売って相場から離れろ、セントレジャーディまで戻ってくるな!)
と言うものです。
セントレジャーディとは9月の第2土曜日、即ち先週末のことで英国の競馬レースのセントレジャーステークス開催日とのことです。
この格言はまさに「今日から買え!」と言っているようなものです。
(あくまで投資は自己責任でお願いします!)
私自身、以前からこの格言が気になっており、確かに毎月前月からの騰落を纏めてみていると「言われてみればその通り!」と段々実感して来るに至りました。
セルインメイの他にも一年を通してのアノマリーは色々あって、
・節分天井、彼岸底
・4月効果
・夏枯れ相場
・ハロウィーン効果
と、日米ゴッチャになっていますが、何となく
・2月は高いが3月は底
・4月から5月は高い
・6月~8月は低調
・9月から年末は上げ相場
この中で、「節分天井」は実感がありませんが、それ以外は何となく「言われてみれば確かに!」と感じているものばかりです。
前置きが長くなりましたが、以前トマトーレス(id:tomatorres)様から頂いたコメントで同じような問いかけがありましたので、データを拾って調べてみました。
手元にあるデータ(勿論無料で手に入るものに限りますが)、楽天証券のデータベースで2001年の8月まで月次のTOPIXの終値が拾えました。
日経平均は個別の値がさ株の影響が大きいのでTOPIXで纏めてみました。
2001年9月から2021年8月まで20年間N=240のデータを纏めました。
【TOPIXの動き】
単純な月次終値の値動きですが、2008年のこの下落は、リーマンショック、その後の低迷は◯✕党政権・・・とイロイロ思い出されます。
【対前月騰落比率】
今回取り上げた指標は、何時もの私の流儀で「対前月騰落率(%)」です。
次のグラフは、各月毎の過去20年の対前月騰落率の平均、騰落の最大値(落ちについては最小値)、及び平均値の累積(=前年末からの騰落率)の状況です。
グラフだけお見せしてノーコメントも申しわけありませんが、長くなりましたので明日に続きます。
有り難うございました。