出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

GWで暇なので・・資産運用目標を評価してみる

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 昨日、株式資産の運用報告の中で下のグラフをお示しし、資産形成を開始した2012年末以降の累計平均損益率は4月末の実績で3.6%で目標の5%にはほど遠いとご報告させて頂きました。 

f:id:deokureojisan:20210502223429p:plain

株式資産運用成績

 私の累計損益は4月末現在34.3%と言う成績でした。 

 

 これを単年の福利で評価する場合は、4月末までに8年と4ヶ月(=8.333・・年)の期間を要していますので、1.343の(1/8.333)乗を計算すると1.036となりますので、単年平均損益率を3.6%と評価しています。

 

 最初からこういうのもナンですが、5%と言う目標はどこから来たのか、と問われると、「ナンの根拠も有りません!」と言うしか有りません。

 

 老後の資産形成を始めるに当たって、参考とすべき文献(殆どが雑誌)には、「利回り3%で運用せよ」と書かれています。

 当時の企業年金の運用利回りが1%をちょっと超えたあたりでしたの、ハードルは高いと感じてはいましたが、預貯金+投資信託+株式で3%を目標としました。

 その中で株式は変動要素が大きいのだから、少し高めの5%を目指した、という以上の根拠はありません。

(目標値の設定なんてこんなものだと思います。K泉大臣の朧気ながら46%という数字の輪郭が見えてきた・・というよりは具合性は有ると思いますが)

 

 株式は勿論、投資信託も浮き沈みのあるものだから、単年では評価はしづらいので、3年平均で5%、3%を目標として管理することから初めて、2012年以来の平均損益率を指標とするようになりました。

 

 この目標レベルがどの程度の水準なのかと言うのを検証してみることとしました。

 

 TOPIXはどの程度なのか・・・

 2012年のTOPIX終値は859.8、2020年の終値は1804.68でした。

 単純に言えば2.10倍、これを年率に直せば、9.7%です

 8年間の成長なので単純に、2.10の(1/8)乗=1.097(言い換えれば1.097の8乗が2.10)です。

 

 そして、当然積立形式で資産形成を行っていますので、現状の保有株の取得価格を母数として評価すると運用成績は1/2(正確にシミュレーションすると1/2を少し超える値)になってしまいますので、まさに積立で単年5%という水準はTOPIX並みということです。

 

 敢えて日経平均では無くTOPIXを指標としたのかに関しては、そう深い意味があるわけではありませんが、出来るだけ広い範囲で造られた指標のほうが特定の銘柄の影響を受けにくいであろうと言う以外のなにものでもありませんし、決して日経225平均が「選ばれし成長力のある会社」の集まりであると思っているわけでは有りません。

 

 因みに、2012年の日経平均終値は10,395円、2020年の終値は27,444円でした。

単純に言えば2.64倍、これを年率に直せば、13%です。

 これを目標とすれば積立で7%位でしょうか。

 

 でも、日経平均はともかくTOPIXのパフォーマンスにも着いていけない私の運用って・・・

 

銘柄の選択自体の問題か・・・

下落に動転して狼狽売りするのが悪いのか・・・

開き直って暴落銘柄を保有し続けるのが悪いのか・・・

少し上がったくらいで調子に乗って利益確定してしまうのが悪いのか・・・

 

すべてに思い当たることがあるのが悲しい所です。

大人しくインデックス投資でもしてろ・・と言われても反論出来ません。

 

有り難うございました。