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出遅れおじさんです。
あおぞら銀行<8304>が先週末(2月1日)の9時(なんでこんな時間だヨ!<怒>)に、驚愕の3/四期決算(併せて年度予想の見直し)を発表しました。
直近の実績と24年3月期予想の変遷(?)は以下の通りです。(単位億円)
収益 純利 1株配当
22年3月期実 1,347 350 149円(32+32+40+45)
23年3月期実 1,832 87 154円(38+38+38+40)
24年3月期予 - 240 154円 <前期決算時予想>
24年3月期予 - ▲280 76円 <今回予想>
(既に1/四、2/四期に各38円配当しており、3/四、期末は無配)
▲520億円もの損失について、同社は以下の特別損失を計上することとしました。
(1)米国オフィス向けノンリコース (責任財産限定特約) ローンへの追加引き当て
(2)有価証券ポートフォリオの再構築
(1)についてはコロナで定着した業務のリモート化の定着による構造的不況と言われるオフィス物件への引当金の積み増しで、折しも米国のニューヨークコミュニティバンコープ<NYCB>が一転赤字決算で無配転落を公表したのと一日違いのほぼ同時進行でした。
(2)については金利上昇局面で嵩んだ債権の含み損を・・・シリコンバレー銀行の破綻と同じシナリオです。
シリコンバレー銀行のように取り付け騒ぎに陥っていないだけマシですが、いくら一時外資に支配されていたからといって、「米国の銀行の二の舞を演じるんじゃネエ!」 といいたくもなります。
ただ、同行のリリースによれば、これまで取り組んできた「あおぞら型投資銀行ビジネス」が順調に成果を上げつつあり、純利も対前年増加の見込みとなったので、「この機に乗じて積年の垢を・・・」と読めなくもありません。
不動産の損失引当金や債権の含み損がさらに膨らみ・・・という懸念はありますが、次年度に向けた業務方針では、25年3月期は純利170億円、配当76円以上を目指す(決して「約束」にあらず)とのことですので、「狼狽売り」に走る必要も無いと判断しました。
いや、むしろ「買い」の好機!
そもそも、私は優待等明確な保有目的の銘柄以外は、社長が逮捕でもされない限り売ることはありません。
単純に考えれば76円配当なら、2,530円で利回り3%、1,900円で同4%!
決算発表を受けて、同行の株価は、2月1日 2,557円(▼700円 ストップ安)、明けて2日もなかなか寄りつかず・・・
欲深いおじいさんは大きなつづらを・・・
と、2月2日のストップ安+1円(2,058円)で指し値をしていたら見事にカスリもしませんでした。(同日最低価格2,080円) 来週も頑張ります。
投資は自己責任で!
有り難うございました。