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出遅れおじさんです。
今朝、老人のいつものルーチン(?)で、5時前に目覚めてしまいました。
何気なく、ニューヨークの市場は空いている時間でしたのでスマホをチェックすると、ダウ平均500$以上上昇! 為替一気に149円近辺まで下げ!!
寝ぼけ眼でPCを立ち上げて、もしかしてFOMCで利上げ打ち止めを通り越して「利下げか?」と思いましたが・・・まだFOMCの結果は一日違いで公表されていません。
日経新聞が深夜に放った
の影響のようです。(有料会員限定です)
きっと日経の報じたとおりになるのだろう、と思っていたらやはり、以下の報道
の通りYCC運用を柔軟化し長期(10年)金利1.0%を「事実上の上限」から「目処」に修正することが決定しました。
なぜ、10月31日の議論内容が30日の深夜に報じられるのか?
一部の経済評論家の皆さんから「元の日銀のリーク体質復活」と厳しい声が上がってきました。
マスコミの皆さんが黒田総裁時代に「市場との対話が不足」と散々批判してきましたが、市場との対話とは「リーク」のことかよ! と言いたくもなります。
今回に始まったことではなく、7月のYCC運用柔軟化のときも事前に日経新聞に報道されました。
本日(31日)朝の文化放送「おはよう寺ちゃん」に出演された上武大学教授の田中秀臣氏によると「日銀と言うより政府委員(すなわち財務官僚)」によるリークではないのか、とのことでした。
日銀の一部と財務省には「アベノミクスの緩和政策を早く終了させたい」と願う勢力がいて、リークにより既成事実化して議論を誘導しようとしているのではないかと、私は勘ぐってしまいます。
ただ、最終的に日銀から報告された内容を見る限り、10年国債の金利が1%を超えるのを厳密に押さえるか、多少容認するか程度の変更しかなく、物価見通しも23年、24年は上振れリスクはあるものの、25年には下振れリスクも想定される等、引き続き強力な緩和を継続することが決定された、とのことで、為替も再び150円近辺まで戻ってしまいました。
日経新聞! テメエら何がしたいんじゃ!!
【余録】
上記の日経新聞の記事に掲載されたというグラフが話題を集めています。
先日ご報告の通り私は度重なる批判姿勢からか、日経新聞に締め出しを喰らっています(単に無料会員の購読限度を超過しているだけですが)ので、X(旧ツイッター)の投稿からしかグラフを拾えませんが、最初に投稿された日米金利推移のグラフは以下のとおりでした。
どうも日経新聞は、日米の金利の動向は相似なので、日本も併せて(同調して?)長期金利を1%以上に利上げすべし、と訴えたいのでしょうか。
しかしこのグラフ、原点もスケールも違っていますので、恣意的にゆがめられたグラフとしか見えません。
そういう批判が多かったのか、本日夕方には「不備があった」とのことでグラフが修正されました。
ところがこのグラフも上下が入れ替わっただけのようで、相変わらず原点は合っていないし、スケールもあっておらず、コミュニティーノートから「誤解を招くグラフです」と指摘される始末です。
日経新聞!!! 小学校から勉強し直せ!!!!
有り難うございました。