当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。
出遅れおじさんです。
スポーツの日、昔で言うところの「体育の日」前ですが、突然の寒気襲来で上着が必要な気候ですので、季節外れネタで恐縮です。
「エッ オマエのジジイギャグの方がもっと寒い!?」
失礼しました。
と言っても、私は純粋に情報収集に使っているだけですので「パッシブユーザー」に徹しています。
フォローさせて頂いているのは、結果として、どちらかというとリフレ派経済学者の方が中心です。
偏った意見ばかりでは無く・・・とは思いますが。
そんな中でこの週末(先週末と言うべきか)バズッたと言うほどでもありませんが、話題に上がっていたのは、「日銀に資本注入」と言うワードです。
最初は亡くなったアントニオ猪木さんを偲んでの「闘魂注入」がらみのワードかと思ったら・・・真面目な(書いた本人には)経済の話でした。
発端となったのは、日本経済新聞OBのI氏の以下のツイートです。
【引用始め】
高橋さんの意見に全面的に同意するけど、現役だとこれが限界か。
日経OBの私なら、もっと大胆に
①YCCをやめ、翌日物も1%に上げる
②財政と日銀が破たんするので、消費税を15%に上げ、日銀に資本注入ーー
を即時実施。今ならまだ段階的消費増税で済む。危機後では一気に25~30%にしないといけない。
【引用終わり】出遅れおじさんが改行を加えました。
【おことわり】
I氏は2021年3月に日経新聞監査役(!)を退任されており、メディアへの情報発信や執筆活動等されていないようで、私同様の私人の立場と思われますので実名の表示は控えさせて頂きます。
本ツイートは
へのリプライとして書かれているようですので、本文冒頭の「高橋さん」というのは上記記事を書いた関係者のようです。
(どうも経済部長という肩書きの方らしいです)
上記の「経済部長」なるお方のツイートを見る限り、本当に「円安は悪いもの」と信じ、「我が国は円安で滅んでしまう」と唱えていらっしゃいます。悪い円安教の宣教師そのものです。
過去の記事でも紹介した
のグラフで見られる、円が強いと言われた時代、
・1979年頃の第二次オイルショック時
・1985年頃のプラザ合意後
・1995年前後のバブル崩壊時期
・2000年以降のデフレ期の入り口
皆さんは幸せでしたか?
資産も産業も無い弱小国家ならいざしらず、自国通貨安で国が貧しくなると言うなら実例を挙げて頂きたいものです。
ギリシャの財政破綻はユーロ圏に組み入れられていて、自国通貨安の恩恵が全く受けられなかったからに他なりません。
世界一の対外債権国家である我が国は投資リターン等、自国通貨安で被るデメリットを遙かに上まわる利益を上げることが出来ています。
「現役」の方がこうなのですから、「OB」の方は更にぶっ飛んでいます。
財政悪化で「国家が破綻」すると言うのも、バランスシートの片側しか見ない財務省のプロパガンダを真に受けた「経済」を名乗る資格が本当にあるのか疑わしいとしか言いようが有りません。
YCCを今すぐ止め無ければならない理由も理解出来ませんし、「翌日物」所謂無担保コールレート(10月7日現在-0.021%)のことだと思いますがこれをプラスに利上げする?
これがどれくらい景気悪化に繋がるかご理解できないのでしょうか。
しかも、「日銀に資本注入」って。
日銀が破綻するというロジックも全く理解不能ですが、破綻する日銀へ破綻する政府が資本注入するって・・・支離滅裂です。
この対応策が「消費増税」?・・・財務省のプロパガンダそのものです。
I氏のプロフィール欄を見ると、「アベノミクス下の異次元緩和は、何れ円の通貨価値を大きく毀損する恐れが多いと警戒している」とありますので、現役の記者時代から筋金入りの反緩和論者だったのでしょう。
I氏のツイートには多くのリプライがされていますが、殆どが「罵倒」というよりは「嘲笑」に近いものでした。
これを見てI氏はどう感じているのでしょうか。
「これだからシロートは・・・」 だったら最悪です
アー、こんな人が「日本【経済】新聞」を書いていたんだー
日経のスポーツ欄は割と評判が良いんですけどねー
経済欄以外は一流って言われる所以です。
【追記】
一昨日の記事、
の、玉木代表の外為特会の埋蔵金の景気対策への活用に関する代表質問について、マスコミが冷淡と書きましたが、10月7日に「虎ノ門ニュース」に出演された高橋洋一氏のコメントでは「財務省が箝口令を出してのでは・・・」とのことです。
結局ロイターが報じた一本のみのようです。
有り難うございました。