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出遅れおじさんです。
【おことわり】
初めからおよそ結果がわかっていたことではありますが、昨夜の奈良県知事選挙の結果に対する、未だに収まらない怒りにまかせて本記事を書いていますので、行きすぎた表現や不適切な表現が出てきかねませんので、予めお詫び申し上げます。
また、記事の内容は、本選挙を精力的に現地で取材したジャーナリストの須田慎一郎のコメントに基づくものが多いであろうことも、予めお断り申し上げます。
4月9日に投開票が行われた奈良県知事選挙の結果は以下の通りでした。
(上位3人のみ、敬称略:DIGITAL奈良新聞より抜粋)
山下 真(維新) 266,404(当選)
平木 省(無) 196,729
荒井正吾(無) 97,033
奈良県民でも無い私がコメントすることは不適切であることは重々承知しています。
自民党推薦の平木氏が、真正面からぶつかり維新の山下氏に敗れたのであれば、外野が口を挟むことでは無い事も重々承知しています。
しかし、
「ナンなんだ、この選挙は!!」
と、声を大にして叫びたいと思います。
経緯を簡単に紹介したいと思います。
荒井氏は既に4期奈良県知事を勤めてきましたが、直近必ずしも芳しい評価では無かったとのこと。
その最たるものは、コロナ禍で奈良県は全国で唯一非常事態や所謂まん防を発令しなかったことによる不満とのことでした。
奈良県でも、他の都道府県と同様夜の繁華街や観光地はばったりと客足が途絶えましたが、「宣言」を発令していないために、ななら国から支援を受けられず、県内首長や県民から公然と抗議の声が上がっていましたが、全く聞く耳を持たなかったとのことでした。
そこで生駒市長の山下氏が打倒荒井県政を掲げ知事選出馬を表明しました。
自民党の調査では上記の県政に対する不満もあり、ダブルスコア以上の大差での敗北が想定されていたことから、県連本部長の高市早苗氏がかっての腹心(総務大臣秘書)で総務官僚の平木省氏を擁立することとなったとのことです。
本来、自民党は平木氏で一本化すべき所ではありましたが、分裂選挙となり上記の結果となりました。
荒井氏については、一旦は不出馬を認めたという話と、高市氏が何ら丁寧な説明をしていないとの話もあり、やや霧の中のようではあります。
ただ、公示直前に荒井氏を焚きつけて引退を思いとどまらせた輩が居るという情報がありました。
隣県の自民党重鎮とのことです。
どう考えても、荒井氏を推すというよりは分裂選挙で平木氏を落選させて高市つぶしに繋げたいという思いが見え見えです。
そして党本部も一本化に乗り出すと言うより、見て見ぬ振りをしていたのではと言うことに加えて、高市氏が選挙応援に現地入りしようとすると、直前に公務が入れられて投票日前々日の4月7日に漸く応援に駆けつけることが出来たとの怪情報もあります。
露骨で卑劣な、高市つぶし以外の何者でもありません!
こんなことを許してはなりません!
高市氏への風当たりは一時的には強まるとは思いますが、是非信念を貫いて闘って欲しいと思います。
そして高市氏の意を受けて総務省を退職して今回の選挙に臨んだ平木氏については、選挙運動の最後の演説 (所謂マイク納め) 場所に選んだのが大和西大寺駅前の故安倍元総理の暗殺現場であったこと等から、同氏の志を支持者は見ているので新たな活躍の場は必ず見つかると思いますし、見つけて欲しいと思います。
有り難うございました。