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出遅れおじさんです。
【おことわり】
「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに異動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。
7月20日21日の日銀政策決定会合を受けての、黒田総裁の会見では、基本的には緩和姿勢が続くとのことで、昨日あれほど爆上げした日経平均は午後には更に上昇しました。
これで7営業日連続の上昇となりました。
本日(7月21日)のモーサテ 「プロの眼」のゲストは、東海東京証券佐野一彦氏でした。テーマは「何か変だぞ、国債市場」でした。
大変失礼ながら、お話を聞く前から十分内容は想像できます。
佐野氏は以前の「モーサテ日記」
でも取り上げましたが、「内閣支持率」が物価高で下がれば、金融政策が緊縮に向かうのでは、というトンデモ期待を公言し、思わず「日銀の独立性は何処へ行った?!」と突っ込ませて頂くほどの緊縮論者です。
今日の内容も、日銀の緩和のための頑固な「買いオペ」で、債権ディーラーの皆さんが仕事がなく、或いは失業中で対策が必要というなら判らなくもありません。
もっとも、コロナで休業を余儀なくされた飲食店の皆さんの苦労に比べたら、ナンボのもんじゃい! と言う気もします。
佐野氏が取りあげたのは驚愕の内容でした。
「10年国債の金利の推移を見ると、(日銀のオペ目標である)0.25%を越える日がある。」
「ナンデそんな高い利率(=安い債券価格)で売ったヤツがいるのか?」
と言うことですが、その理由が、
「目標利率が引き上げられる可能性に賭けたのではないか・・・」
・・・
それが、「なんか変!」なのでしょうか?
佐野さん!
政策を見誤って逆張りした人がいると、債権にしろ株式にしろ、市場がおかしいのでしょうか。
まだ、債権ディーラーが大量に失業していると言う方が問題意識として正しいのではないでしょうか。
そして、最後の捨て台詞は例によって、
「総裁が替われば、政策も変わる!」
ですから開いた口がふさがりません。
是非、岸田総理にはマクロ経済の判った方を黒田総裁の後任に据えて欲しいと思います。
有り難うございました。