当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。
出遅れおじさんです。
私のような投資の世界での新参者でも、時折恐ろしく理不尽な思いをする事があり、密かに「出遅れおじさん版 マーフィー(完全に死語ですね!)的投資の法則」と自認しています。
過去の記事
で、ご紹介しましたように、相場の急落局面であっても、買いたい銘柄は下がらず歯ぎしりをする事は良くあります。
逆にそういうときに限って、余り重心を置きすぎるのは如何なものかと思っている銘柄は「買い時 ♡」と誘ってきます。
2月9日にエイリスキャピタル(ARCC)が2021年4/四期(10~12月期)の決算を発表しました。
同社については、昨年12月初めより楽天証券でも新規購入が出来なくなっておりましたので、「完全撤退」とまでは言わなくとも、「軸足を抜く」くらいの思いで、毎年毎年の新たなNISA枠への投資資金として都度売却する事としておりました。
その行き先がグローバルXカバードコールETF兄弟(QYLD、XYLD、最近はあちらこちらのブログで「カバコ」と略されています)なので、次第に刺激の強い◯薬にのめり込んでいく「依存症患者」そのものではありますが・・・
そう言う会社に限って、以下のような皮肉な状況です。
マーフィー的投資の第二法則
「見放した会社に限って、決算好調! 大増配!!」
同社は四半期配当を2021年3/四期より0.40→0.41$に増配したばかりなのに、2022年1/四期はさらに0.01$増配(0.41→0.42$)を発表、さらに2022年は0.12$(0.03✕4期)の追加配当(同社は以前からAdditional Dividendsと表記)を宣言しました。
(英文サイトで恐縮です)
取りあえず1/四期は0.42+0.03=0.45$の大増配となります。
2/四期以降の配当については何も触れられていませんが、米国市場では
「市場予想未達は百叩き! 減配は打ち首!!」
ですので、BDC(Business Development Companies)であっても0.42$の通常配当(追加配当を加算して0.45$)は維持されるものと期待していますし、リーマンショック直後を除いて同社の「減配」は無かったと記憶しています。
肝心の4/四期及び通年の決算はいかのとおりでした。(単位:$)
売上高 1株利益 配当
2021年1/四期 390M 0.43 0.40
2021年2/四期 459M 0.53 0.40
2021年3/四期 442M 0.47 0.41
2021年4/四期 529M 0.58 0.41
何れも市場予想を大きく上まわりました。2021年中の配当合計は1.62$、2月11現在の株価で配当利回りは7.4%、2022年は0.45✕4=1.8$であったら8.2%の予定です。
(言うまでも有りませんが「捕らぬ狸の皮算用」以外の何者でもありません)
この一年間の決算をよく見ると、年間1株利益は2.01$、年間配当1.62$で所謂配当性向は80%です。
BDCに纏わる米国の税制を調べるほどの英語力はありませんので、予定配当を上まわる利益について、
1.当年度内の分配が必須なのか?
2.決算後に追加分配すれば良いのか?
3.次年度に繰越分配すれば良いのか?
は、なんとも判じかねますが、2019年の1株利益が1.74$、1株配当が1.60$で配当性向92%ですので、「前年から繰り越された利益」は無さそうです。
従って、2021年の配当されていない利益約0.2$は何れ「頂けるもの」と思っています。
2022年の0.12$の追加配当をもってしてもやや余りが出るので・・・
例によって欲深さ全開です。
有り難うございました。