出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

「欲しい株は下がらず、買ってはいけない株は買い頃」・・・株価下落のパラドックス

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 週末の資産運用報告でご報告しましたように、日米株式は明日(米国時間25日)開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)の動向の様子見で相場環境は下落局面に転じています。

 

 本日の日経平均は多少戻しましたが、8月末の状況に戻ってしまったという状態です。

 これから始まる1月第4週の米国市場もFOMCの結果が見えるまでは軟調では無いかと想定されます。

 先週末の主要米国株式は各指標とも大まかに言うと昨年の4月当たりの水準まで下がっています。

 

 「完全無職」&「年金生活」の身の上ではありますが、2019年に頂いた退職慰労金の三分の一を5年がかりで毎年夫婦二人分のNISA枠 (受取配当の再投資を含めて) 相当額を株式投資に回す事にしていました。

 決して「機を見るに敏」と言うわけでは無く、単に「買いたい!」と言う欲望に勝てないだけですが、すでに2023年枠の半分近くまで使い込んでしまっており、残り1.5年分の投資用キャッシュが手元にあるだけですが、今回の下落は素直に「買い」には走れ無い状況です。

 

 相場環境は絶好なのに、「買いたい株は下がらない」、「買ってはならない(?)株は絶好の価格」と言うまるで昔流行った「マーフィーの法則(死語ですね!)」のようなパラドックスにはまり込んでいます。

 

「オマエはドンダケ商社株が好きやネン!」

 と言うご批判は別にして、三菱商事(8058)は今日は多少戻して1月中旬水準に戻っただけです。

 全般に商社株は3/四半期の好決算(及び配当の上積み?)を期待して、年明け以降高騰していますが・・・

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Yahoo Finance殿より借用



 逆に、例の「悪魔」のような依存性の高いグローバルXカバードコールETF兄弟(QYLD、XYLD)のうち、QYLDはイマイチ下がり切れていませんが、XYLDは48$前半まで下落しており、「絶好の買い時!」と誘ってきます。

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Google Finance殿サイトより借用



 正月明けにNISA枠一杯の120万円弱でQYLD、XYLDを買っておいてこういうのも如何とは思いますが、

 「カバードコールETF兄弟にこれ以上新たな資金を投入するのは・・・」

 と言う悩ましい気持ちに揺れ続けています。

 なんだか「ワルーイもの」に溺れていくような背徳感すら感じています。

 

 カバードコール兄弟自体そう毛嫌いすべきETFでは無いと思いますが、10%前後の分配金利回りはやや「怪しい薬」的な忌むべきものという気がしなくはありません。

 

 逆にここ一ヶ月くらい注目している銘柄がこれです。

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Yahoo Finance殿より借用


 

 資源銘柄(油銘柄除く)として昔から気にはなっていたのですが、BHPビリトンは豪州のBHPと英国のビリトンと双方同一グループではあるものの英豪双方で上場されており、面倒くさいことに米国市場では、両方がADRとして上場されていました。

 昨年8月中旬に豪州市場に一本化することを公表、先週21日の総会で承認されました。

 

 上場の一本化が株価に対してどう悪影響があるか判然とはしませんが8月以降株価は急落、方向性が見えたことで徐々に戻しつつ有ります。

 もう少し調べてから判断しようかとは思っています。

 

有り難うございました