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出遅れおじさんです。
一昨日の記事
でご報告しましたように、楽天のお買い物マラソンでCDプレーヤーを購入し、昨夕届きましたので、旧プレーヤーの代わりにセッティングしました。
今回購入したDENON DCD-1600NEを箱から取り出すと、同一メーカーの同系列型番なので全体のたたずまいやスイッチ配列は殆ど同じで、全く違和感はありません。
とりあえずその状態で、電源を入れCDを読み込ませました。
新品の状態でここでトラブルというのは、まああり得ないので、この時点で合格です。ただ、CDを載せるトレイが薄っぺらいのは多少気になりました。
そして旧プレーヤーを取り外そうとすると、
「なんでこんなに重いの!」
と言いたくなるほど新旧で重さに差があります。旧プレーヤー(上記記事でDCD1660と記載しておりましたが取り外した後背面のシールを見るとDCD-1650AEと記載されていましたので訂正します)の重量をネットで調べると13.3kg、新しいDCD-1600NEは8.5kg。
メーカーに言わせると1650から1600へは様々な技術的改良がなされているとのことでしょうが、型番が小さくなった分、グレードダウンしたことには違いないと納得するしかありません。
デジタルオーディオに生まれた頃から慣れ親しんでいる方にはなかなか理解頂けないでしょうが、
「オーディオ機器は、重さが命!」
なのです。
レコードプレーヤー(完全に死語に近いです!)は言うに及ばず、アンプもトランスやコンデンサー等の電源部は物量が物を言いますし、筐体(所謂ハコ)や基板、放熱板は重ければ振動の悪影響を軽減できます。何より、スピーカーは重くないとちゃんとした音が・・・
なんて、昔話のように言いますが、CDプレーヤーのD/Aコンバーター以降の回路、器機は基本的には「アナログ」の世界なのです。
多少の「がっかり感」を感じつつ、新プレーヤーをラックにセットし、電源や信号線の結線を終ええ、お約束のアルゲリッチの「バッハ」をスタート。
「音まで軽い」・・・
偏見では無く明らかに音が軽いのです。
ライン出力の特性によるものと思いますが、旧プレーヤーとアンプのボリュームで、30分強のレベル差(従来のボリューム位置が9時の位置から9時半過ぎの位置で同じ音量)が有ります。
が、同じ音量まで上げても、それ以上に押しが軽く感じられるのです。旧プレーヤーのやや乱暴にも聞こえる音の押しの強さ、ぎらついたような質感が薄くなったような音と感じられました。
アナログプレーヤーからCDプレーヤーに変えた時に近い感じというのは言いすぎかもしれません。
アナログレコードの音はもっと音に力があって・・・と言う方も多いですが、音の粒が重く感じられたのは実は付帯して再生した歪みの影響であったりもするので、一概にどちらがどうとは言いづらいところでもあります。
自分の心の中では、クルマは家計勘定、靴とオーディオはお小遣い勘定、と決めていますので、「上位機種に買い換え!」なんて暴挙に出る事も容易ではない(家計勘定ならなお難しい)ので、暫く付き合っていきたいと思います。
何のストレスも無くCDがスタート出来ると言う当たり前の事が漸く出来るようになりました。
有り難うございました。