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出遅れおじさんです。
【おことわり】
「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに異動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。
今朝(7月12日)のモーサテ 「プロの目」のコーナーはホリコ・キャピタル・マネジメント社の堀古英司氏がコメンテーターで、テーマは「バブルには逆らうな」でした。
タイトルから察する限り、現行の相場上昇を肯定し、さらに買いを煽るトーンであろうとは容易に想像がつきました。
堀古氏の解説は以前にも取り上げましたが、事柄の背景を非常に判りやすく解説してくれるので、同番組の解説陣の中でも最も信頼しているメンバーの一人です。
ただ、解説が判りやすく信頼できるということと、ポジショントーク(例えば買いポジションを持っている人が買いを煽る行為)で無いかということは全く別物です。
以前、マネックス証券の広木隆氏に関するコメント記事
で申し上げたとおり、投資に関するコメンテーターを信用するか否かは、ポジショントークであるかどうかは別に、例えば相場が上がると言ったその根拠が自分で納得できるかどうかに尽きると考えております。
自分で納得できないモノ、調べてもわからない物はアドバイスでは無くただの「お告げ」と受け止めるべきです。
そう言う意味で、堀古氏は今の上げ相場がバブルで無いと言っているわけでは無く、「バブルに逆らうな」イコール「バブルの波に乗れ」、即ち「もう暫くバブルは続く」ということを言っているのです。
堀古氏が株式相場が心地よいと感じる条件として挙げているのは、
・FRBが緩和的である(資金供給が継続)
・市場が怖がっている(2~3月には金利上昇を警戒)
・株式が割安である(2002年以降S&P500益利回りが10年債利回りを超えている)
と言うことを上げています。
金利の当面の見通しについても堀古氏は「ニンフレ(ニセのインフレ)懸念」と一刀両断しました。
同時にゲスト出演されていたみずほ証券の山本雅文氏はインフレ懸念は続くと真反対の主張をされました。
どちらを信頼するかに関しては、山本氏が揚げた経済視点、「失政により政権交代」の解説で、
「コロナの抑制に成功した中国、オーストラリアに比べ・・・」
と我が国のコロナ対策を失政と断じていましたが、そういうことを言っているようでは傾聴するに値しないと評価しても良いと思います。
実態の全く判らない中国と、自国民であっても感染警戒地域からの帰国を禁止した、人口25百万人のオーストラリアと比較する時点で如何なものかと思います。
少なくとも、私は堀古氏の主張の方が信頼に足ると評価していますし、彼の言う
・バブルが来る前に(買え)
・すぐに利食いしない
・今割高でもためらわない
・空売りしない
というポジションをもう暫く維持することにためらいはありません。
(コロナショックを売り逃げそびれたオマエの言うことは信用ならんというご批判は痛いほど身にしみています)
勿論、投資は自己責任でお願いします
有り難うございました。