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出遅れおじさんです。
【おことわり】
「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに移動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。
今日のモーサテ日記は些か古新聞です。
度々ご報告させて頂いておりますが、自宅がリフォーム中でしたので実はテレビが全く見られない状態が続いており、「モーサテ」のほぼ2週間の録りだめたものを飛ばし飛ばしチェックしている状態です。見るといっても「プロの眼」、「朝活タイム」他のコーナーくらいしか見ていませんが。
2月2日(水)の「プロの眼」のゲストはマネックス証券の広木隆氏で、テーマは「人的資本と株価の関係」でした。
マーケット関係者として当然のことながら(?) 広木氏は岸田ソーリの経済政策は全く評価して居ません。
ただ、岸田ソーリが月刊誌(文藝春秋)に寄稿した「新しい資本主義」の中で、「人への投資」の部分については賛同していると言うことでした。
広木氏は独自に「人的資本ストック」という指標で、人件費をある程度償却しながらストック的に評価して、総資産に占める人的資産を「人的資産の集約度」として、集約度の高さと株価の上昇率には明確な関係が有ると言う分析を紹介しました。
ただ、そこへ至るアプローチのあり方、賃上げの進め方について、広木氏は強烈に岸田ソーリの政策を批判しています。
「人材が優秀」→「企業価値向上」→「高賃金」
これは当たり前の美しい姿です。こうあるべきです。
しかし、「逆も真なり」とは行かず、広木氏は
「賃金を上げると人材が優秀になるのか?」
と、昨今の賃上げ議論に疑問を呈しました。
これには私も全く同感です。
勿論、私自身「賃金上昇」→「消費の拡大」→「収益向上」という好循環は否定しません。
ただ、漫然と今いる社員の賃金を上げるだけで企業の成長力は上がるのか、と言う視点が欠落しているのでは無いでしょうか。
「人への投資」=「賃上げ」では無いでしょう。
「人への投資」とは従業員への能力開発に資源を投じる事は最低条件ですが、「ジョブ型採用(雇用)」に代表されるように、「採用」或いは「社内登用」で優秀な人材を「高処遇」で活用しないと「成長力」には繋がらないと思います。
と言うことで、私も「誠に不本意」ながら「岸田論文」を呼んでみました。(文春デジタルで途中までなら無料で読めます)
ナニ !? 新たな「官民連携」で付加価値を引き上げる?
今頃、気持ち悪い表現を使うんじゃネー! 官僚の作文そのままじゃネーカ!
企業が血の滲むような努力で生み出した世界最先端の発想や技術を潰してきたのは「官」による規制ではないか!
どうもこの人は官僚に操られるままに世の中を再び「官僚社会主義」に戻そうとしているようです。
結論・・・「ダメダ、コリャ!」
有り難うございました。