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出遅れおじさんです。
サムティーレジデンシャル投資法人(3459、以下サムティーRR)より分配金を頂きました。
サムティ株式会社自体は不動産開発、不動産賃貸やホテル事業を行う総合不動産会社ですが、サムティRRは名前の通り住居専門のREITで、主なスポンサーはサムティと大和証券Grです。
物件のロケーションとしては東京都内というのは全体の6%程度で、関東地区23.1%、中部・近畿地区45.6%、その他地域25.1%と非東京圏(?)中心です。
多分、なんて言う曖昧な表現で恐縮ですが、コロナショック以降の状況を見るとREITの中で住居分野が一番分配金の変動が少なく、投資口価格の回復も早いようです。
分野別にどうかという話をすると、ホテルリートの悲しい話を思い出してしまいますので別の機会に・・・そういうことから目を背けていル限り成長は無い、というのは解りますが。
サムティRRも投資口価格はほぼコロナ前の水準12万円近辺まで戻しています。
過去の分配実績と今後の見通しは以下の通りです。( )内は超過分配金含む。
2019.1月期 2,620 (3,076)円
2019.7月期 3,261 (3,723)円
2020.1月期 2,530 (2,877)円
2020.7月期 2,443 (2,834)円
2021.1月期 3,141 (3,333)円 (今回)
2022.7月期 2,652円 (見込み)
2023.1月期 2,673円 (見込み)
住居系のREITにはありがちですが、物件の入れ替えが多く、定常的に超過分配金が発生しています。
【超過分配の理由・目的】
地方都市では首都圏等に比較して賃料が低く、分配可能利益の比率が低くならざるを得ない。
そこで、相対的に割高な減価償却費の一部を、物件の評価額、将来の投資に向けた内部留保の確保、当面の資本支出見通し等を勘案し、利益超過分配を行い投資家へ還元することとしており、同投資法人のキャッシュマネージメント方針であるとのことです。
今回の配当利回りは、5.4%(超過分配金込み5.8%)でした。
住宅REITが今後ともコロナの影響を受けないといえるか、に関して不安材料は無いとは言い切れないと思います。
一番大きな不安要素は、リモートワークでしょう。サムティーRRも関東圏、名古屋圏、関西圏等の地方圏中心といいつつ、住宅REITはやはりマーケットの大きな都市部偏重になりがちです。
リモートワークの進展で会社の通勤範囲を超える地域に居住することが十分可能と言うことになれば今後ともウォッチが必要だと思います。
老後は田舎で、と言う話も良く聞きますが、私は高齢者には都市部の方が住みやすいと思っています。(私自身は田舎暮らしに近いですが)
有り難うございました。