出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

資産ポートフォリオ(その3) ・・国際分散について

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 コロナ関連で三日も続けて逆上してしまいましたので、改めて資産ポートフォリオの頭の整理の3回目です。

 所謂リスク性資産(株式、投資信託)の向け先、株式、債券、不動産については12月14日にご報告させていただきましたように、国内と海外(といってもほとんど米国)に分散投資しています。

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リスク性資産構成

 私の数少ない投資経験で、唯一胸を張って他の方に言える教訓めいたものは

日本円と米ドル以外の通貨を信用してはならない

ということです。

 

 私も投資の初期段階ではやはり「投資先は分散すべし」を金科玉条のごとく信じていました。

 投資向け先については株式、債券、不動産を網羅。

 地域別には先進国が無難であろうと、国内、米国の他カナダ、オーストラリアと3×4=12パターンすべてを網羅できていたわけではありませんが、それなりの投資信託を積み立てしていた時期がありました。

 途上国については、さすがに中国元、トルコリラ南アフリカランドまでは手を出しませんでしたが、ブラジルレアル建て米国株なんて怪しげな投資信託に手を出してみたりもしました。

 

 ご想像の通り殆どすべてが高い勉強代となってしまいました。決して日本円に力があるとは思いませんが、

 「米ドルの圧倒的な強大さには他国の通貨は到底敵いっこない、気持ちが利上げに向かうだけですっ飛んでしまうリスクもある」

という結論を得ました。

 何十年も前の話ですが、ブラジルに出張することになって、1レアルが80円から40~50円に暴落した直後で現地では飲み食い等優雅には過ごせましたが、今はさらに暴落し20円そこそこです。

 カナダやオーストラリア等の先進国といえども日本円から見ると米ドルの前では風前の灯火程度でしか有りませんでした。

 

 結局残ったものは、上場新興国債券(1566)のような例外はありますが、米国個別株と米ドル建てチョット危ない債券(所謂ハイイールド債)、米国リートくらいのものに落ち着いてしまいました。

 そういえば英国株(勿論米国市場でADRで調達した)HSBCなんて株もありましたが、堂々の「残念な銘柄」第一号となりました。  

deokureojisan.hatenablog.com

 

「オイッ、EUROはどうした?」

 と、仰りたい方もいらっしゃるでしょうが、第一級の先進諸国から、ギリシャまで単一の通貨で・・・なんて不純な経済圏が上手く行く訳無いでしょう。

(決してギリシャの皆様を誹謗する意図はありません)

 そう言う意味でユーロはさらに信用なりません。

 何処の国とは言いませんが、産業競争力の無い国を仲間に引き入れて、結果として通貨安誘導をはかり、安価な労働者を酷使し、圏外から利益を得る構造なんて「不純」以外の何者でもありません。

 ヨーロッパ全土を支配しようとして、二度も大戦で敗北してもまだ懲りずに制覇を目論んでいるようです。

 でもその国の人たちと日本人は不思議と波長が合うんですよね。

 その国を旅して、夕暮れの路傍のテーブルでソーセージを頬張りながらグビっと呑むビールは絶品です。

 

有り難うございました。