出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

6月の資産運用報告(2)・・・累計年率5%は未だ遠し

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出遅れおじさんです。

 

 6月の資産運用ご報告の続きで、株式投資(ETFREIT含む)の運用成績(私の場合、運用と言っても基本はBuy & Hold)をご報告させて頂きます。

 

 

「株式資産」の棚卸し結果は以下の通りです。

 

     比率  対前月  年初来  取得来

・国内株   42.7% ◯ 1.4% ◯20.9% ◯31.5%

・米国株   36.3% ◯ 4.2% ◯19.4% ◯59.2%

・海外債    3.7%     ◯ 0.7% ◯ 0.7%  ◯ 4.8%

・国内REIT    17.2% ◯ 4.1%  ◯24.0%    ◯33.3%

・海外REIT   0.0%                

・株式合計  100.0%  ◯ 2.0% ◯20.1% ◯38.6%

 

【株式資産額推移】

 6月末段階での株式の資産額推移と、米国株の資産額推移(上のグラフの内数)をグラフで表示します。

 

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資産額推移(株式全体)

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資産額推移(米国株)

 基本的に夫婦二人分のNISA枠240万円分を年度の購入枠として運用しております。

【2021年枠】

108 万円:昨年末までに購入済み。

131.4万円:本年正月明け購入済み

 

【2022年枠】

 50.0万円:5月までに購入

 (iSEPRA、AT&T→BYND、QYLD、VZ他入替、ヒューリック購入、

  インベスコR→三菱商事他入れ替え)

115.0万円:6月購入(米国株0.8万円(QYLD)、国内株114.3万円(商社株))

 

 年初来、購入累計金額は296.4万円です。

 

 投資額については、年初からの手取配当46.9万円を差し引いて、本年の投資額は249.5万円(グラフ上は2.5百万円)という金額で積み上げています。

 

 配当収入を、株評価額に加算して評価するか、取得額から控除して評価するかは人それぞれ流儀があると思います。

 

 資産額は前年末に対して、含み益が533.1万円増と株式新規購入が296.4万円でしたので829.5万円の増となりました。(グラフ上は+8.3百万円と表記されています)

 累計の含み益は678.6万円、累積受取配当は382.5万円、計1061万円は投資を始めて以来の最高値です。

 二番目のグラフの米国株は、配当を投じて購入しただけですので、本年に入ってからの投資額は変化有りません。資産額は年初来で約200万円(6月は+50万円)増です。

 

【運用成績】

 6月末段階での株式の運用成績は下のグラフの通りです。累計利益率は3月以降「上値抵抗線」(っぽく見える)30%を超えました。

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資産運用成績推移

 まだ個人的目標の平均利回り5%台にはほど遠いです。(あっという間に今年も半分が過ぎました)

 

 2月以降ご報告して参りました、対前月末騰落額(万円)の分布図は6月の評価増が77万円でしたので、2番目のどちらかというと居心地の良いポジションとなりました。

2018年1月以来の42ヶ月の勝敗は28勝14敗で、直近8連勝です。

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月次騰落(対前月 万円) 2018.1~ N=42


 

有り難うございました。

6月の資産運用報告(1)・・・「セルインメイ」モノともせず月次では8連騰

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 6月分の金融資産の棚卸しです。

 

 6月のハイライトは、6月度FOMCでのタカ派と取られる各委員の発言と、議会証言で必死に打ち消しに走るパウエル議長が主役でした。

 バイデン大統領の巨額インフラ投資計画両院合意のニュースもありましたが、結果として余り金利上昇には至らず、月末に掛けてS&P500やNASDAQ等は最高値を更新しました。(ダウ平均は冴えませんでしたが)

 

 国内では、6月はなんだかんだで3度目の緊急事態宣言がずるずると20日まで引き延ばされ、蔓延防止重点措置に移行しました。

 マーケットは国内の事情と言うよりは米国の株価の乱高下に付き合わされた形で一時は大きく日経平均を下げたものの、やはり米国市場の再上昇に併せて、29,000円を挟んだ攻防で終えました。

 6月第5週の頭にはワクチン接種は4,000万回を突破しました。関係者のご尽力に敬意を表したいと思います。

 これから職域接種等により64歳未満に方々への接種が進めば一気に潮目が変わると思います。

 

 私の資産に関しては、国内株式は一部の材料株(トヨタ富士フイルム)等を除いて軟調でした。米国株と国内個別リートのおかげで8連騰となりました。

 

 主だった指標と、並べて放棄するのも烏滸がましいですが、私の株式資産(毎度のコメントで恐縮ですがREIT,ETF含む)の対前年末、及び対前月の実績は以下の通りです。

 

    20年末  5月末  6月末

日経平均  27,444   28,860   28,791(円)

ダウ平均  30,606   34,529   34,502($)

NASDAQ  12,888   13,748   14,503

REIT指数 1783.90  2073.55  2150.73

 

株式資産 Base +456.1  +533.1 (万円)

              (対前月+77.1)

 

 各週ごとの推移はグラフの通りです。

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折線:指標推移(対前月 % 左目盛)、棒グラフ:騰落(対前月 万円 右目盛)

 大まかに言うと、対前月は国内株とREITで+27万、米国株で+50万円という感じでした。

 

【資産構成】

 6月のリスク性、非リスク性資産の比率の変動要素は以下の通りです。

・リスク性資産変動要因

投資信託の積立(+10万円 従来からの継続)

株式購入(約+115万円)

株式・投資信託の評価増(約+167万円)

・非リスク性資産変動要因

投信・株式購入による取崩し(-125万円)

企業年金支給開始による取崩し(-9万円)

生活費剰余金を貯蓄(+16万円)

 

 結果として、株式・投資信託の購入、評価額向上により、リスク性資産の構成比率はやや上昇、51.1%から52.8%と増えました。

 一昨年頂いた退職金の三分の二を株式と投資信託に回しているのですからこういう傾向にはならざるを得ないと思います。

 

      比率  対前月              年初来   取得来

・株式   30.3% ◯2.0%(+77万円)  ◯20.1% ◯38.6%

投資信託 22.5% ◯3.8%(+90万円)  ◯ 6.9% ◯16.9%

・預金   22.6%

企業年金 24.6%

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資産構成


 

 2021年6月末時点のリスク性資産(株式+投資信託)の向け先別(株式、債券、不動産及び国内、海外)の比率は下のグラフの通りです。

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リスク性資産 向け先構成

 今月は6月21日の下落に乗じて伊藤忠三菱商事三井物産の商社株を購入しましたので、国内株式の比率がやや上昇しましたが、海外株式、米国REIT等の資産も増えましたので国内外の比率は大きくは変化有りません。

 

  申しわけありませんが、明日に続きます。

 

有り難うございました。

本日付けで退職・・・明日から肩書きは「無職」です

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 本日、6月30日を持って私 出遅れおじさんは会社との縁が切れ、明日からは完全な自由人となります。

 

 花束を貰って皆さんから見送られ・・・

 

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自作自演でお花を・・・

 という儀式は役員を退任した2年前にすでに終わっていますし、「非常勤」という立場を良いことに、コロナ禍を口実に殆ど会社にも出社しておりませんでしたので、社会人(会社人?)最終日という感慨は全くありません。

 

 さし当たっての悩み(悩むほどのものでもありませんが)は、明日からアンケート等の「職業欄」をどう書こうかと言うことです。

 

 いままで、「役員」という肩書きにしがみついていたわけではありませんが、アンケート等では「会社役員」と言うしか選択肢はありませんでした。

 

 会社から給料を貰っておいて、「無職」は名乗りづらいし、事件でも起こせば会社の名前は晒される可能性はありました。

 

 「会社員」というのもまやかしでしか有りません。

 

 ところで、「会社員」と「役員」の立場の違いをご存じですか?

 端的に言うと、

 

・会社で転んでも階段から落ちても「労災保険」適用外です。すべて自己責任です。

・「雇用保険」も有りませんので退職後、職安へ行っても失業手当は貰えません。

・基本は「単年契約」です。その上、年度内で解任されても誰も護ってくれません。

 

「エッラソーな能書きだけ垂れて、高い給料を貰って・・・」

とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、実際はそんなお気楽なものではありません。

 

 端的に言うと如何なる法律や制度も我が身を守ってくれない不安定な立場であるということに尽きます。

 

 本題に戻って、明日から職業欄に何と書くかですが、

年金生活者」というのも現役の被保険者の皆さんの神経を逆なでしかねないし、

「専業投資家」というのは憧れの肩書きではありますが、含み益を除いた投資リターンより、年金収入の方が多いのでおこがましいし、

 

どうも「無職」というしか無いようです

 

有り難うございました。

MS&AD(8725)より配当金・・・合併会社アルアル

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 MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725 以下MS&AD)より配当金を頂きました。

 ここ一ヶ月くらいは様々な会社から総会招集通知や配当金支払い通知の封書が山のように届いております。

 郵便物を仕分けしていた家内が

「MS&AD ってナンの会社? インシュアランスって保険だっけ?」

「ミツイ、スミトモ、アイオイ、ドーワ」

「みんな一緒になったの? 保険連合?」

 

 と説明した私も同社の社名には釈然としないところがあります。

 

 MSについては、同じ財閥グループであるはずの、三井住友フィナンシャルはSMBC、三井住友トラストもSMTH。

 これは三井と住友の統合に当たってどっちの名前が先にするかということで、日本語は三井が先、英語はSumitomoが先というある種の妥協の産物と思われます。同様に三越伊勢丹ホールディングスの英語名はIsetan Mitsukoshiです。

 これは合併会社に勤めていれば肌感覚でわかります。

 

 でも、なんで「保険」は三井住友がMSなのか? ウィキペディア等見る限り、「保険」だけが例外のようで、三井海上火災が住友海上火災を「吸収」合併(対等合併では無い模様)した結果グループ中核の三井住友海上火災保険は英語名はMitsui Sumitomoを名乗っているようです。

 

 しかしもっと釈然としないのは、ADです。

 ADとは単純に言えば先程のようにアイオイドーワなのでしょうが、MSの合併相手は「あいおいニッセイ同和」では無かったのでしょうか?

 「ニッセイ」はどこへ行ったの?

 とTOTOのお風呂のCMの寺田心君のように聞いてみたくなります。

 

 三菱東京UFJからいつの間にか「東京」(最初は頭についていたのに・・・)が消えて、三菱UFJとなったのと同様の外部からはうかがい知れない事情があるのでしょうか。

 

 本題に戻って、同社の2021年3月期の決算は対前年「減収、増益」で、特別損失等折り込んで純利益はギリギリ増益という状況です。

 配当に関しては、今期、来期と連続で増配も予定しており、以前の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 

 でご紹介しましたように、ナンの権威もありませんが、配当格付けでは「松」にランクインしました。(増配のペースは鈍っていますが)

 

 直近と今後の配当見通しは以下の通りです。

 

2018年3月期 130円(65+65)

2019年3月期 140円(70+70)

2020年3月期 150円(75+75)

2021年3月期 155円(75+80)今期

2022年3月期 160円(80+80)見通し

 

 配当利回りは4.8%です。

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Yahoo Finance 殿より引用


 

 家内からも言われましたが、

「損保って大災害があったら危なくない?」

 確かに、東日本大震災や富士山噴火等のリスクはありますが、これは損保業界に限らずどんな会社の株式を持っていても損失を被るリスクはあります。

 被災された方には申し訳ない言い方なのですが、同社の株価は、2019年秋の15号、19号の連続被害時でも大きくは下がらなかったというのが保有継続の理由でもあります。

 

有り難うございました。

学究社(9769)より配当金・・・「学習塾銘柄」の泣き笑い

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 学究社(9769)より配当金を頂きました。

 

 東京近辺の方しかご存じないと思いますが、「ena」という学習塾、予備校を運営している会社です。

 

 「学習塾、予備校の市場規模は少子化の流れに乗って・・・」

 と、定番のマーケット分析を持ち出すまでも無く潜在的需要である子どもの数は減少傾向には有りますが、実はソニー生命保険が実施した教育資金に関する調査では家庭の学校外教育費(所謂 塾・習い事費用)は年々増加傾向だそうです。

 言い換えれば子どもの人口減少スピードを超える支出の増があればマーケットは拡大していくことになります。

 ただ、せっかく費用を掛けるのだからと消費者の選別は厳しくなってきており、ご多分に漏れずこの業界も2極分化が進んでいるようです。

 

 で、学究社は現在私が唯一保有している「学習塾銘柄」ですが、学究社が「勝ち組」かというと塾ランキング(何のランキングかというのもあるでしょうが)らしきものでは、最トップというわけでは無いようですが「有力勢」の一角を占めております。

 東京地区では「有力」と言われているのは、「早稲田アカデミー」、「栄光ゼミナール」、「市進学院」、「SAPIX」、「ena」あたりのようです。それぞれ得意分野地域があるようで、「ena」は東京に西部地域では有力とのことです。

 説明の歯切れが悪いのは、私自身田舎住まいで、もう子ども達も社会人ですが、私たち夫婦が「塾へ行け!」と尻を叩くタイプでも無く、子どもたち自身も誰一人大学受験直前のおしりに火がつくまで「塾に行きたい」と言い出さなかったので、今ひとつ土地鑑が無いからでもあります。

 結果として3人とも1年余分に勉強することになりましたが・・・

 

 

 同社はここ2年増収増益を続けており業績は好調のようです。

 私がこの会社を応援し続ける理由は、業績や配当利回りというより、「長谷川幸洋高橋洋一のNEWSチャンネル」に時折出演される会長兼学院長の河端真一氏(一橋在籍中に同社を設立)の考え方に共感しているからでも有ります。

 直近の配当実績と見通しは以下の通りです。

2018年3月期 60円(30+30)

2019年3月期 60円(30+30)

2020年3月期 60円(30+30)

2021年3月期 65円(35+30)今期

2022年3月期 65円(35+30)見通し

 配当利回りは4.7%です。

 

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Yahoo Finance 殿より引用

 

 「学習塾」銘柄はこの学究社の他には2銘柄保有していました。

 

 「早稲田アカデミー」は家庭の資産形成を始めた初期の段階に保有していました。

 2013年に手数料込み806.5円で購入。

 コンスタントに税引き後3%程度の配当をもたらしてくれました。

 2017年以降急速に株価が上昇、1700円を超えたところで配当利回りが1%近くまで低下していたので、利益確定で売却しました。

 同社株はその後2分割され、多少値を上げたこともありましたが、現在920円(分割前ベースで1840円)ですので判断は間違っていなかったと思っています。

 (希少な成功体験です)

 

 逆に悲しい思いをしたのが、「リ◯―教育」です。

 同じく2013年に手数料込み944円で購入。翌2014年に不正経理の疑い発覚で株価は暴落。結局300円で売却。まあ6万円くらいの損失でしたので、翌々日までニュースに気づかなかったという悲しいオチがついて、以降各証券口座の終値はしっかりチェックするようになりました。

 

有り難うございました。

日本電信電話(9432)より配当金・・・鍋の具のドコモ茸は美味しいか?(季外れ)

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 日本電信電話(9432 以下NTT)より配当金を頂きました。

 NTT株といえば、私と同年代程度以上の方の中には

「思い出したくも無い」

 という方もいらっしゃると思いますが・・・

 

 同社の民営化に伴い株式が公開されたのが1987年2月、売出し価格は119.7万円。

 上場初日の2月9日には値がつかず、翌10日に漸く160万円の初値。4月には最高値318万円を記録。まさにバブル期の「イケイケ」の時代の象徴でした。

 実は私の友人の一人もこの狂乱に乗じ、飛びついたようでしたが「大やけどをした」と本人がぼやいていました。最高値に近い価格で買ったのでは無いかと思います。

 

 その後同社は株式を400分割(100分割✕2分割✕2分割)していますので、今の価格に直すと、売出し価格2992.5円、初値4000円、最高値7950円と言うところで、漸く最近は売出し価格に近づいてきた、或いは配当を累積すると漸くそれを超えたところ、初値まではほど遠いというところでしょうか。

 

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Yahoo Finance 殿より引用

 バブル崩壊前最高値の半分以下・・・ご不満はおありでしょうが、私の元いた会社に至っては、バブル期最高値の5分の1ですので、それに比べればどうと言うことはありません。

 

 「元公社」らしくNTTの良いところ(というほどのものでもありませんが)は、上場以来各期の配当の実績がIRサイトに一覧で表示されている(勿論分割後の今のベースで)事です。

 

 直近の配当実績と今後の見通しは以下の通りです。

 

2018年3月期  75円(37.5+37.5)

2019年3月期  90円(42.5+47.5)

2020年3月期  95円(47.5+47.5)

2021年3月期 105円(50.0+55.0)今期

2022年3月期 110円(55.0+55.0)見通し

 

 配当利回りは3.6%で、ドコモ時代とは余り変わらないという印象です。

 上場直後の配当は初年度5000円配当で、初値で割ると配当利回りは0.3%(!)。

 配当性向の向上と言い、自社株購入と言い、株主還元に注力いただいていることは理解出来ます。

 しかし、全く理解出来ないというか、旧ドコモ株主の神経を逆なでしているとしか思えないのが、事業報告の以下のページです。

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日本電信電話殿総会招集通知より転載


 

 まるでドコモ茸を鍋の具にしているとしか思えません。

 さぞや美味しいのでしょう。

 

有り難うございました。

6月第4週末の騰落・・・今年は「セルインメイ」当てはまらず?

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出遅れおじさんです。

 

 常々このブログで申し上げておりますとおり、基本的な私の投資スタンスは、

・長期保有

・配当重視

 ですので、基本的には株価の上げ下げは本来余り気にしないようにはしており、日々の証券口座残高の集計値の推移は一喜一憂しないつもりでは有りますが、しっかりチェックはしています。

 

 6月第4週末の資産状況のご報告です。

 

 第4週のトピックスは、米国FRBパウエル議長の議会証言でしょう。

 前週のFOMC(連邦公開市場委員会)でタカ派的なドットチャートが話題を呼び「緊縮か?!」という雰囲気が盛り上がってきたので、あわてて火消しに廻っているという印象でした。

 バイデン大統領の巨額のインフラ投資に上下院が合意した事(財源としての増税議論等具体的な実現には遠いですが)への期待と、パウエル議長の「火消し」の効果か否かは定かではありませんが、実際には金利は低下傾向に有り10年債利回りは1.5%前後で安定しています。

 これを受けて金利に敏感なNASDAQ銘柄等の新興市場は活況を呈しました。

 

 同様に、日本は米国の第3週末へ掛けての相場の暴落を受けて、第4週の日経平均は1000円近い下げでスタートしましたが、翌火曜日には大幅に値を戻し、週末に掛けてさらに一段高で、29,000円台に戻しました。

 

 新型変異株による感染再拡大の脅威を煽るばかりの国内のコロナ報道を見る限り先行きは明るくは見えませんが、ワクチン接種はさらに順調に進んでいるようで、25日日公表の6月24日までの接種回数累計実績は37百万回を超えました。

 

 緊急事態宣言の発出により影響を受けた小売業や飲食業、交通・宿泊業等業界への強力な支援を求めます。

 

 6月第4週末の主だった指標と、いつもながら並べて表記するのも烏滸がましいですが私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の5月末との対比は以下の通りです。

 

     5月末  1週末   2週末 3週末  第4週

日経平均  28,860  28,941  28,948 28,964 29,066(円)

ダウ平均  34,529  34,756  34,479 33,290 34,433($)

NASDAQ  13,748  13,814  14,069 14,030 14,360

REIT指数 2073.55 2104.77 2149.33 2113.00 2146.77

 

株式資産 Base   △47.5   △77.0   △25.8   △84.0(万円)

 

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折線:指標推移(対前月 % 左目盛)、棒グラフ:騰落(対前月 万円 右目盛)

 国内では日経平均の週の終値は5月末の状態から膠着状態(週内では変動は大)ですが、東証Jリート指数は大きく値を上げました。

 週末に向けて米国ではダウ平均は先週末の下げから多きく戻し24,000$台を回復。

 NASDAQは週半ば以降連日の新高値更新となりました。

 

 私 出遅れおじさんの株式資産の第4週の騰落は先週末のギリギリ水面首だし状態からから大きく回復しました。

 

 対前月末の差異の内訳は、大まかに言うと米国株資産が40万円弱程度の増、日本株REIT資産が50万円弱程度の増という状況です。

 

 私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の月次騰落(対前月末)分布に6月第4週末までを当てはめると、プラス側の2番目のヒストグラムに戻ってきました。

 

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月次騰落(対前月 万円) 2018.1~ N=41

 今月もあと3営業日です。天変地異でも無い限り月次の連騰記録を更新しそうで、今年は「セルインメイ」には該当しないと期待しています。

 ワクチン効果(と私は信じていますが)によりさらに上昇の風に乗れるのか、コロナショックからの一日も早い回復を切望するところです。

 

 相場の上げ下げを気にしないと言っても上がれば嬉しいし、下がれば悲しい、ただ上がり過ぎれば落ち着かないというわがままばかりを言っておりますが、いずれにしても、上がった、下がったと騒いでみても、この○×は「含み益」「含み損」である事には変わり有りません。

 

有り難うございました。