出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

日本電信電話(9432)より配当金・・・鍋の具のドコモ茸は美味しいか?(季外れ)

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 日本電信電話(9432 以下NTT)より配当金を頂きました。

 NTT株といえば、私と同年代程度以上の方の中には

「思い出したくも無い」

 という方もいらっしゃると思いますが・・・

 

 同社の民営化に伴い株式が公開されたのが1987年2月、売出し価格は119.7万円。

 上場初日の2月9日には値がつかず、翌10日に漸く160万円の初値。4月には最高値318万円を記録。まさにバブル期の「イケイケ」の時代の象徴でした。

 実は私の友人の一人もこの狂乱に乗じ、飛びついたようでしたが「大やけどをした」と本人がぼやいていました。最高値に近い価格で買ったのでは無いかと思います。

 

 その後同社は株式を400分割(100分割✕2分割✕2分割)していますので、今の価格に直すと、売出し価格2992.5円、初値4000円、最高値7950円と言うところで、漸く最近は売出し価格に近づいてきた、或いは配当を累積すると漸くそれを超えたところ、初値まではほど遠いというところでしょうか。

 

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Yahoo Finance 殿より引用

 バブル崩壊前最高値の半分以下・・・ご不満はおありでしょうが、私の元いた会社に至っては、バブル期最高値の5分の1ですので、それに比べればどうと言うことはありません。

 

 「元公社」らしくNTTの良いところ(というほどのものでもありませんが)は、上場以来各期の配当の実績がIRサイトに一覧で表示されている(勿論分割後の今のベースで)事です。

 

 直近の配当実績と今後の見通しは以下の通りです。

 

2018年3月期  75円(37.5+37.5)

2019年3月期  90円(42.5+47.5)

2020年3月期  95円(47.5+47.5)

2021年3月期 105円(50.0+55.0)今期

2022年3月期 110円(55.0+55.0)見通し

 

 配当利回りは3.6%で、ドコモ時代とは余り変わらないという印象です。

 上場直後の配当は初年度5000円配当で、初値で割ると配当利回りは0.3%(!)。

 配当性向の向上と言い、自社株購入と言い、株主還元に注力いただいていることは理解出来ます。

 しかし、全く理解出来ないというか、旧ドコモ株主の神経を逆なでしているとしか思えないのが、事業報告の以下のページです。

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日本電信電話殿総会招集通知より転載


 

 まるでドコモ茸を鍋の具にしているとしか思えません。

 さぞや美味しいのでしょう。

 

有り難うございました。