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出遅れおじさんです。
普段から、「日々の証券口座残高の集計値の推移は一喜一憂しない」を標榜している割には「暴落ネタ」で恐縮です。
バルカー<7995>が5月13日の取引終了直後に2024年3月期の決算を発表しました。
概要は以下の通りでした。(売上高、純利益は対前年同期比騰落%)
売上高 純利益 1株配当
23年3月期実績 +16.9 +39.3 150円(60+90)
24年3月期実績 ▼ 0.7 ▼27.2 150円(75+75)
25年3月期予想 + 1.2 + 1.9 150円(75+75)
バルカーはパッキン・シールのメーカーで、かってはプラント需要がメインでしたが、最近は半導体製造装置用の需要が主流になりつつあります。
確かに、TSMC決算で半導体市場の次年度の受給がヤヤくらい見通しと公表されたこともあり、今期は収益微減、純利大幅減という結果にはなりました。
しかしこの決算を受けて株価は大幅に下落。
昨日(5月14日)はストップ安(▼700円)、さらに本日は80円安となってしまいました。

来期予想こそ、微増収、微増益ではありますが、TSMCの決算発表における来期の厳しい見通しに対する連想が作用、来期はさらに減収減益を想定せざるを得ないという状況であったと思われます。
私の保有する銘柄で「ストップ安」を演じたのは、不正経理が発覚した某学習塾くらいで、社長が逮捕された某不動産会社でもストップ安には至りませんでした。
「決算だけでソコまで下げる?」 と言いたい気持ちは山々です。
冒頭記載の思いに反して、ここまで株価下げを意識するのは、本銘柄が「売却対象」になっているからに他なりません。
以前、
「オレが買おうとしているときに上がるんじゃネエ!」
と悪態をついてしまいましたが、
「オレが売ろうとしているときに下がるんじゃネエ!」
もはや、クレーマー老人そのものです。
有り難うございました。